好きなことで死なないクリエイターのPRテク②「空気を創る」
ねぇ、この日って何の日? 「ねこの日」
例えば、あなたが作品を投稿するときに、何か面白いことを一言添えながら投稿すれば、リアクションがもらえるんじゃ無いかと考えたとします。
しかし、面白いことというのはそう簡単には思いつきません。
とりあえず、ということで親父ギャグを添えることにしました。
すると、いつも何かしら反応をくれる人たちからガンスルーを受けます。
しかし、みんなはどうやら「スルーする」という行為をギャグとして認識し楽しんでいる様子。見たところ周りは好意的に受け取っているしと、あなたも満足することでしょう。
こうして、あなたの作品の発表はスルーするということがあなたの周りで定番となり、シェアされることは無くなりました。めでたしめでたし。
ここまでくるともはや自殺願望です。絶対にやめましょう。
周りに同調する生き物
日本人には空気を読むという文化があります。周りと違うことを不安に感じやすく、その結果周りの意見に敏感になり、その結果として空気を読むという行動をとります。
インターネット上において、多くの人が空気を読んだ結果として起こる現象が「バズり」や「炎上」と言えるでしょう。
バズりというのは、多くの人が面白い! とか、素敵! だとかいう良い評価に周りも感化されて拡散されていく事で起こります。
炎上の場合もまた、周りの人が叩いているから、この人の行いは非難して然るべきなのだという意識で拡散されているという側面が大きいです。
もちろん全ての人が空気に流されるまま、というわけではありません。
しかし、無意識化で大勢の評価や感想に対して迎合しようすることは、人間の本能的な部分に認められる現象でもあるのです。
自分にとって都合の良い空気を読ませる
あなたやあなたの作品を取り巻く空気感というのは間接的に、時には直接的にあなたの作品へのイメージにも関与して来ます。
あなたが作品を発表するプラットフォームや口調、作品の色使いや雰囲気などなど、ほんの少しのきっかけで何かしらの空気が生まれる可能性が転がっているのです。
特に、あなたの作品の性質に寄った空気が醸成されることが多くあります。
楽しげな作品には明るい雰囲気のコメントが、悲しい物語性を持った作品には心優しげなコメントが、哲学的な作品にはポエムが寄せられるようなイメージです。
作品の性質に寄った空気はメリットとして働く事が比較的多いですが、ユーザーへの伝達速度が遅くなってしまうという弱点があります。
逆にあなたの作品ではない部分、特に個人的な発信に関わるイメージなどは空気が生まれるまでのスピードが速い分、人間的な感情に大きく左右されやすくなります。
特に、実力と人気のあるクリエイターは前者である事が多く、インフルエンサーと呼ばれる人々は後者である場合が多いです。
最後に
さて、空気感のメリットデメリットについてお話ししましたが、いずれにせよ、
あなたが何かを発信している場合、特に継続して発信を続けている場合には必ずと言って良いほどあなたに対するイメージや空気が生まれます。
これを放置しておくと、マイナスな影響のある空気感が生まれてしまった場合にそれを挽回するのに多大な労力と時間を要します。
逆に言えば、多くの人を取り込める良い空気を少しだけでも醸成する事ができれば、空気を読んだユーザーが参加することでその空気は雪だるま式に膨れ上がっていくことでしょう。
一度生まれた空気というのは、基本的に物凄い速さで成熟し、またそれを覆すことはかなりの重労働なのです。
ですので、この空気というものをコントロールするには、早い段階に手を打っておかなければいけません。後から行うには、あまりにも労力と時間のコストがかかってしまいます。
ユーザーの感触に合わせた作品の展開、SNSの活用やプロモーション方法をしっかり考えて、目的や目標を持って行うことで、作品に対する評価にユーザーの感情でブーストをかけることも可能になるでしょう。
その為にも、あなたの周りを心地よい空気で満たしておくべきなのです。
これからも小規模クリエイターが「死なない為」にやるべき広報活動について記事を書いていきます。
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