半月のスパイスカレーがやっぱり殿堂入りだった。恵比寿の東京都写真美術館に行ってきた。(2023年3月)
最近スパイスカレーにすっかりはまってしまっている。
前回高円寺のエリックサウスが最高だという話を書いた。
コスパがものすごくて細いライスがお変わりし放題、卓上スパイスがもはや一品というレベルで半月を超えたかに思われた。
実はその次の週もエリックサウスに行ってたんのうしてきた。
だが本当に一番を奪われたのかと半月に行ってみたらやっぱりここが一番だった。もはや殿堂入り。
何が違うのか。卓上の追いスパイスが湿式と乾式の違いなのだ。
エリックサウスでは漬物的な存在として卓上スパイスが用意されていた。しっとりというか半生な感じ。
対して半月ではオリジナルスパイスと辛味スパイスがある。パウダーだ。
このパウダーをかけるのがたまらなく幸福なんだ。これなんだよなこれ。
どっちが一番とかじゃなくていい。どっちもすごい。ただ店頭のホワイトボードはなんかキャラ設定を間違ってるかんじがするのでやめてもいいと思う。
半月でスパイスカレーの楽しみ方を再確認したところで本日の目的地、恵比寿へ。東京都写真美術館、TOP Musiumへ。
土門拳の古寺巡礼の写真が展示されてるという。いかねば。
同時に展示されてる深瀬昌久も興味があった。
まずは深瀬昌久。はじめて知った写真家さんだけどこの展覧会で各時代の写真を時系列に見れたのがよかった。その次代時代で自分の興味ある対象を執拗に撮り記録する。そしてその被写体は自分から離れていく。被写体を自分にいこうする。自分もいなくなる。
つづいて土門拳。前から好きな写真家さん。仏像フェチ。大きさも位置も動かない仏像たちを一番良い角度、光で撮る。季節や時間、もっともよいコンディションで撮る。執拗に待つ。
二人に共通してる「執拗さ」。対象に熱中できるかどうか。その熱中が人並み外れているかどうかが人を引きつけるのかなと思った。