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Blonay-Chamby鉄道博物館

本日は、以前から訪れたかったBlonay-Chamby鉄道博物館を訪れることができた。この博物館はスイスのモントルー近郊に位置し、1000mmゲージの古い鉄道車両が数多く保存されていることで知られている。曇り空が広がっていたものの、湖の景色と共に、時代を超えた旅の雰囲気が味わえた。



最初に目に入ったのは、「Sernftalbahn」と書かれた古いトラムである。修復作業中のようで、その古めかしい外観は歴史を感じさせる。まだ内部は公開されていなかったが、古い鉄道車両が持つ独特の雰囲気には強く惹かれた。

車両の内部も見学することができた。木製の座席や内装が美しい客車は、豪華な赤いベルベットの座席が特徴的で、当時の旅の風景が容易に想像できる。木の温もりを感じながら、かつての旅人たちがここでどのような思いで旅をしていたのかに思いを馳せた。

この写真は、博物館で展示されている木製の客車の内部である。木材の温かみを感じさせる内装に、赤いベルベットのシートが美しく映えており、かつての豪華な旅の様子が垣間見える。木の壁や天井、シンプルながらも上品なカーテンが、この空間に懐かしさと優雅さを加えている。

このような内装を持つ客車は、かつての旅人たちがゆったりと景色を楽しみながら長距離を移動するために利用していたものであろう。赤いシートは、座り心地がよさそうで、当時の鉄道旅がどれほど快適であったかを思わせる。豪華さと実用性が兼ね備えられたこのデザインは、現代の鉄道車両にはない独特の魅力がある。

この客車に乗り込むと、時間が一瞬で巻き戻され、過去の時代に戻ったかのような感覚に包まれる。外の風景が窓から静かに流れていく様子を思い浮かべながら、当時の旅のロマンを感じることができるだろう。

次に目にしたのは、明るい青で塗装された近代的なデザインの電車であった。この車両は他の展示とは異なり、近代化の過程を象徴するかのように感じられ、博物館全体のテーマに新旧の融合を思わせる印象を与えていた。

さらに進むと、黒光りする蒸気機関車「B.F.D.3」が展示されていた。その力強い姿は、かつての蒸気機関車のパワーと美しさを今に伝えており、鉄道の黄金時代を感じさせる。

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川端 準(Jun Kawabata)
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