ジンハウス加工

宮國英仁 懐メロ弾き語りライブ@拝島ジンハウス2019.07.03(水)

宮國さんの懐メロライブは、いつも客層を見て臨機応変に選曲されていて、とても幅広い年代の曲が歌われている。
僕は個人的には、宮國英仁懐メロライブの真骨頂は古い曲の方だと思っている。
この日は、彼の膨大なレパートリーの中から、「一番美味しいところ」を聴くことが出来た日であったと思う。
どんな曲が歌われているのか、セットリストを公開しよう。

1.人生が二度あれば    井上陽水
2.遠くで汽笛を聞きながら アリス
3.岬めぐり        山本コウタロウとウィークエンド
4.加茂の流れに      かぐや姫
5.いちご白書をもう一度  バンバン
6.赤ちょうちん      かぐや姫
7.さらば青春       小椋佳
8.自動車ショー歌     小林旭
9.恋のフーガ       ザ・ピーナッツ
10.恋の奴隷        奥村チヨ
11.恋の季節        ピンキーとキラーズ
12.真っ赤な太陽      美空ひばり
13.お祭りマンボ      美空ひばり
14.りんご追分       美空ひばり
15.アコーディオン弾き   美輪明宏
16.涙そうそう       BEGIN
17.スローバラード     忌野清志郎
18.夏の終わりのハーモニー 井上陽水/安全地帯
19.LOVELAND,ISLAND     山下達郎

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ここからは、上記の中から数曲抜粋して感想を書いていく。

2曲目 遠くで汽笛を聞きながら アリス

この曲、改めて聴いたら、なんて歌詞なんだ。

悩み続けた日々が
まるで嘘のように
忘れられる時が来るまで
心を閉じたまま
暮らして行こう
遠くで汽笛を聴きながら
何もいいことがなかったこの街で


という歌詞。
僕にも「悩み続け、心を閉じたまま、何もいいことがなかった街で暮らしていた」時期があったので、こんな歌詞を宮國さんの「ええ声」で歌われたら、堪らないのである。
歌い終わると宮國さんは、さりげなく「ありがとう!」と谷村新司のモノマネで言っていた。笑
 
12~14曲目 
真っ赤な太陽・お祭りマンボ・りんご追分/美空ひばり

美空ひばりのカバーは、井上陽水と同じくらい、彼の懐メロライブにおける「一番美味しいところ」であると僕は思う。
この日の宮國さんは美空ひばりの3曲で、楽しそうに遊んでいた。
ご本人が歌っていて楽しそうな曲を聴くのが僕は一番好きだ。
それは必ずしも明るい曲という意味ではなく、どっぷり暗い曲でも同じことだ。
彼はいつも、節回しや声の出し方の研究をする事が楽しくて仕方がないという様子で歌っている。
僕がライブ後に歌唱を褒めると、
「でしょ。自分でも思うけど俺うまいよね~」
などと、自分がイケメンだと充分自覚しているイケメンみたいな返答をしてくるが(笑)、それでも彼は「一度も自分の歌に満足した事がない」と語る。
つらっと歌った鼻歌にも、課題を見つけてしまう、と。
きっと今後も、「歌うことが好き」というシンプルで純粋な思いによって、彼の歌唱は進化を続けていくことだろう。

宮國英仁懐メロ弾き語りライブはこれからも、ほぼ毎週水曜日に、拝島ジンハウスにて開催される。
(第5週は基本お休み)
ジンハウスHP

そしてそして!
今回はその他に、待望のオリジナルライブのお知らせが!
7月28日(日)高崎club jammersにて、宮國英仁さんとピアニスト本間太郎さんのデュオ「天国」という、僕が全ての音楽の中で一番好きなアーティストのライブがある!
詳しくはこちら→宮國英仁Twitterよりご確認を。
群馬県の高崎だ。
普段はその辺りで活動している方達ではないのだが、今回は特別のようである。

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