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生きる希望を持ち続けるには
強運に恵まれない凡人にとって、人生は、思い通りにいかないことがほとんど。
むしろ、思い通りにいく方が奇跡で思い通りにいかない方が当たり前なのかもしれない。
私たちが生きていく上で一番大切なのは、「希望」だと思います。
絶望感に苛まれた時、私たちは、どうすれば、人生に希望を見いだすことができるのだろうか。
生きる上で最も「希望」を与えてくれるのは「愛する存在」
私は事業の失敗で自宅はじめ全財産と社会的信用等自分にとって大切なものを全て失った経験があります。
全てを失った後、経済的復活を目指し、何度も何度も就職や起業にチャレンジしましたが、ことごとく失敗しました。
人生上手くいかない時は、まるで呪われたかのように見事に何もかもうまくいかない時があります。
その中、毎日毎日借金の支払い催促の対応に追われました。
お金で人様に迷惑をかけた為、罵倒されるのはもちろん、数々の内容証明に公正証書や口座の差押え、数々の負けが確定している裁判に弁護士無しで挑みました。
誠心誠意や誠実といった価値観を持っていた私にとって、何より借りたお金を返せない情けなさと恥ずかしさは、私に特に大きな精神的ダメージを与えました。
絶望的状況にどんどん陥っていく中、ある日、いい年したオッさんの私は一人近くの公園で泣き崩れました。
その時、無意識にネットで「助けて」と検索し、気がついたら命のダイヤルに電話していました。
この電話で私は、「妻や家族の為に生きないといけないんです!!」と聞き手のプロであった命のダイヤルのカウンセラーにおいおい泣きながら話しました。
人間は、本気で死にたいと思っている時は、自分だけの為に生きるには限界があります。
絶望的状況の中で、人間が生きていく上で最も「希望」を与えてくれるのは、「愛する存在」です。
生きていく上で一番大切なのは「希望」
究極の絶望感を味わうと、人は死にたくなります。
本気で自殺したいと思っている人に、「生きていたら必ずいいことがある」という慰めは、全く効き目がありません。
絶望を味わっている人は、いつかいいことがあることを心底信じながらも、何度も、何度も世間に裏切られているからこそ、人生に希望を見出せないのである。
先日の能登地震で一夜にして、妻、子供、ご両親を亡くし、家もなくした方がいました。
そんな絶望的状況に自分が陥ったら、どうすれば人生に希望を見出せるのだろうかと深く考えさせられました。
絶望的状況で希望を持ち続けるにはどうしたらいいのか?
人間は、絶望的状況の中で「自分の為」に生き続けることができなくても、妻、夫、パートナー、子供、親、ペット、推し等自分の人生の中の「大切な存在」や「愛する存在」の為なら生きていけます。
例え、その存在が生きていようが死んでいようが、とにかく愛する存在の為に生きる。
私たちが、絶望的な状況の中で生き続ける勇気と希望を与えてくれるのは、「愛する存在」しかないのではないでしょうか。
決して、軽々しく聞こえたくはありませんが…
私も本気で死にたいと何度か思ったことがあります。
この記事を読んでいらっしゃる方の中で今、死にたいと思っている方がもし、いらっしゃれば、お願いです…
自分だけの為に生きることができなくても、自分の愛する存在や大切の存在の為に生きて下さい。
もし、愛している存在が既にお亡くなりになったのであれば、その方の分も生きてあげてください。
亡くなった方より残された方が遥かに辛いかもしれません。
でも、亡くなった方が生きたかった分も生きてあげて欲しいのです。
自分の為ではなく、自分以外の「誰か」の為、「何か」の為に生きることで、人生の希望を見出して頂きますよう、お願い致します。
存命だろうが、既に天国に召されたとしても、結局、自分の「愛する存在」こそ、私たちが生きる上での最大の「希望」になると思います。
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