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改善 -KAIZEN- ②

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前回の続き

改善の工程とは…


1.気づく

2.考える

3.動く

4.検証する


と前回も書きました。

1.気づく

  はストレスに感じた業務、それが変えるべきポイント。


今回は

2.考える

  です。


ここのポイントは、

“経験”と“論理的思考”

です。


“経験”。



それは自身の経験から、言ってみれば“引き出し”から導き出されるものです。


例えば…

毎日エクセルに入力している作業があり、そこに時間がかかっている。

“商品コード”、“商品名”、“数量”、“賞味期限”を表に入力している。

翌日には出力して、掲示しなければいけない。

こんな状況、倉庫現場ならよくありますよね。

他にやる作業もあるし、時間が足りないが、これは今日中にしないといけない。

仕方ないから、時間かけてやるか。

って、昔私もそんな感じでした。

でも、とある時に

先輩がエクセルの関数を使ってるのを見て、

これだっ!

って

思い、私も自分の表に転用すべく教えてもらいました。

VLOOKUP関数ですね。

工場、倉庫、などなどでは必須の関数ではないでしょうか?

当時の私はエクセルは簡単な入力ぐらいしかできなかったので、

目からうろこでした。

これが

“気づき”で


実際に転用したのが“考える”ですね。

そして、この関数については

この後の私の人生に大きく関わってきます。

って、普通の人からすれば当たり前のレベルなんですけどね。

倉庫系の仕事に従事してる人はけっこうエクセルできない人多いです。

この“気づき”と“考える”は癖を付けていくと糧になり、それが自分の引き出しになります。

癖がついている。

引き出しが多い。

改善ができている人はみんなできている項目です。

そして、やっかいなことにこれに終わりはないんですよね。。。(笑)


さて、

“論理的思考”

ですが

目的に対して道すじを順序立てて考えることです。


今回の場合、時間短縮。

では、その為に現状はいったいどうなのか?

なぜ、そのぐらい時間がかかっているのか?

では、その時間をどのくらい縮めたいのか?

そうする為には何から取り掛かっていけばいいか?

など、筋立てて、かつ順序立てて考えていくことです。

最初は紙に箇条書きで十分です。

添削や並び替えを加えていけば頭の中が整理されていきます。

       今回

① 現状   エクセル入力に時間がかかりすぎている

② 問題   入力方法

③ 課題   どのくらい時間を縮めいたいか

 

④ これをもとに考えるのです。

すぐに答えは出てこないかもしれません。

でも、意識し続けているなら、業務している時に他の方法から転用(気づ

き)を思いつく瞬間もあると思います。

もしくは、誰かに相談してみると答えを知っているかもしれません。


そして、行動するのです。


“やってみる”

ってやつですね。


この結果の検証をし、成果があったか、なかったか。

この積み重ねが引き出しの数になり、改善へと繋がるのです。

“考える”というのはこの2つしかありません。

経験がなくても、論理的思考の癖をつけておけばいい。

論理的思考ができなくても、経験の引き出しで改善はできる。

結局、改善をしていくことでこの2つの経験値は上がっていきます。

もし、何かにストレスを感じた時、

この二つを頭の隅っこから引っ張り出してみてください。


意外と問題は解決していくものなのです。

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