コーチングの歴史③
こんばんは。
今回はコーチングの歴史③、「インナーゲーム」について投稿させていただきます。
スポーツにおけるコーチの役割に、
選手にやるべきことをつげる
↓
その結果を観察する
↓
フィードバックを与える
↓
励ましの言葉と体系的な教育を組み合わせて選手を成長させる
がありますが、
1974年に「新インナーゲーム」ティモシー・ガルウェイ著が出版されたことを期に、
「コーチング」が現在の形となったと言われています。
この本は、
テニスへの取り組み方について書かれていますが、
内容が革新的な事から、競技を問わず多くのコーチに読まれたようです。
この本の人気により、インナーゲームは名を変え品を変え他にも出版されベストセラーとなりました。
「新インナーゲーム」の中でガルウェイは、
テニスプレーヤーは2人の「敵」と対峙していると論じています。
2人と言うのは、
1人はネットの向こう側にいる相手、「外なる敵」です。
プレーヤーのやるべきことは相手を打ち負かすことであり、また相手の務めはプレーヤーのベストを引き出すことにあると論じています。
そして、
もう1人は、「内なる敵」自分自身です。
自分自身を打ち倒すのは、相手を打ち負かすことよりもかなり難しいことだと論じています。
それは、
「内なる敵」は、プレーヤーの弱点も問題点もすべて知り尽くしているからと言うことです。
こう言った内容や、選手の心理をより詳しく論じた本であることから、ベストセラーにつながったのでしょう。
この本をきっかけに、
専門的な職業としてコーチングが誕生し、踏み出した最初の一歩となったことはほぼ間違いないとされています。
いかがでしたか?
今から半世紀近く前の話ですが、
このような歴史を知ることでコーチングに対する思いもより強くなりました。
知れば知るほど、深みが増していく感じです。
次回は、
ESTについて投稿させていただきます。
今回もありがとうございました。