【書籍紹介】とわの庭 小川糸

https://amzn.asia/d/3vD3mvl


小川糸先生の「とわの庭」を読了しました。
前作の「ライオンのおやつ」という小説を読んでから好きになりました。
ラストスパートはカフェで読みましたが場所を間違えてしまいぽろぽろ泣きました笑


あらすじ(Amazonより引用)
帰って来ない母を待ち、〈とわ〉は一人で生き延びる。光に守られて、前を向く。暗い淵のなかに身を沈めて仰ぎ見る、透き通った光。「生きているって、すごいことなんだねぇ」。歌う鳥たち。草木の香り、庭に降りそそぐ陽射し。虹のように現れる、ささやかな七色の喜び。ちっぽけな私にも、未来、はあるのだ。読み終えると、あたたかな空気が流れます。

最初は海外の児童文学小説のように自然多い中でほのぼのと過ごす話と思っていたのですが予想外すぎる展開でした。
特に前半は他の人の感想も見ましたが辛すぎて読むのやめようかと何度も思いました。
鬱展開すぎて前半の途中まで一区切り読んだ後は「早く読んでいい展開ならないかなあ(めそめそ)」となりました笑

たださすが小川糸先生です!
主人公のとわが逆境を乗り越えて前に進んだ分助けてくれる味方がどんどん
現れてくるのです。
フィクションなのによかった、ほんとによかったと涙しました(:_;)

このお話もやはり親子関係って複雑な問題になるんだなと思いました。
近すぎるとぶつかり合う関係。
血がつながっているからと思うから親と意見が違うと自分がおかしいのだろうかと思ってしまう閉鎖的な関係性。
風の時代はこの親子関係にも少しでも風通しよくなるようにしていきたいですね。
そうしたら愛着障害とかアダルトチルドレンなどに悩む子供や大人も少しでも減っていくのかなあと思うのです。

いいなと思ったら応援しよう!

ひなママ
よろしければ応援いただけると大変励みになります。