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DJ体験 その3 どこからともなく顕れた憧れのDJ機材

#あの選択をしたから

これまでの回

数年前(2019~20)、たまたまFBで見つけた記事からDJ関連のサイト(英語)に飛び、そこから昔からやりたかったDJ体験が自分が思っていた以上に身近になっていたことに気づいた。数年後(2022~23)の今、ひょんなことからだと思っていた(クラブ等でDJとして立つ)ことが現実味を帯びてきていて、少しずつそこら辺の経緯から今に至り、そしてこれから向かいたい場所について、書き綴っていこうかな、の三回目。前回は世紀の変わり目にDJしたくてもしなかった(できなかった)話だったけど、今回は時代が飛んでパンデミック以降、憧れのDJ機材(一台目)を手に入れるまでの話。


動く時代

前回の投稿から時代が下ること2020年に入り、高級宿泊船舶がとある港に足止めされ、そこから今まで人類が体験したことがないような未曾有な出来事が世界のあちこちを席巻し始め、誰もが外出を控えるようになって数ヶ月たっていた。その頃の僕と言えば、世情とはやや距離を置き日々Youtubeで出会ったDJ関連の動画を見漁る日々。そこで得た情報は、今なら誰でもその気になればDJ(みたいなこと)ができる!だった。そういった情報は海外発信のものが多く、幸い多少英語を嗜んでいるアドバンテージがあったので、DigitalDJTipsCrossfaderDJCarloAtendido、といったDJオンラインコミュニティやDJのYoutubeチャンネルなどで最新機材の解説やDJプレイ動画を時間を惜しんで観ていたのである。その当時、なんとか手の出せそうな機材がいくつか候補にあってどのタイミングでどうやって手に入れようかをひたすら妄想する日々が続いていたのだ。そう、今までの生活が一変し、誰もが引きこもりのような生活を余儀なくされそれまでの常識が覆されていた、まさに新たに動き始めた時代に計らずも自ら足を踏み入れていたのだった。

ちょっと補足

ここで話している機材とは、いわゆるPCDJコントローラーと言われるもの。で、それとPCとを接続して、対応のDJソフト(SeratoRekordBoxVirtualDJDjayProAI等)を立ち上げて、お気に入りの音楽をぶっ込んでDJプレイをする(僕にとって)夢のような機械なのだ

DJ機材物色中に入った中古楽器店にいたのよ、その子が…

閑話休題。そんな頃、たまたま訪れていた吉祥寺という街の街道沿いに一軒の中古楽器店を見つける。この時、そこに足を運ぶという選択をしていなければ、今現在DJみたいなことをするに至る道筋はかなり変わっていただろうと思う。何かを強烈に望んで、だけどその結果に至る道中をあまり細かく画策せず、成り行きに任せていると、不思議と過程をすっ飛ばして結果にたどり着くことが今までの人生でも多々あった。この手の話の詳細は頭の中にある別の話題の中でとくと語るので楽しみにしてくださる人がいたら嬉しい。今回の話もその一つのエピソードになるのだが、その店が目に入ったのはコンビニにお昼を買いに行った時。そして、強烈にその店がまるで点滅してここに入ってくれ、と言わんばかりの存在感を持って僕に迫ってきたのである。ペットショップに呼ばれた(ような感覚を持った)人なら言わんとしていることがわかるのではないだろうか。とにかく、まるで何かの催眠にかけられて吸い寄せられるかのように、その店の自動ドアを潜っていた。足はまっすぐDJ機材があるフロアに向かっている。たどり着いた先には、数々の見覚えのある、やや今からすると玩具感の否めない機材が所狭したと置かれていた。いくつか手を触れながら、やはり自分の望む機材はここにはないのかと諦めかけてディスプレイされている通路を練り歩いていたその時、それが目に飛び込んできた。いくつか候補があったうちの一台、Roland DJ-505。(Rolandと言えば、音楽シーン、クラブシーンでは欠かせない数々の名機を生み出したメーカーで、ここまでも語ってきたがかなりの数の機材に金額を注ぎ込んできた)しかも、DJコントローラーに簡易ドラムマシーンを搭載するという、かなり斜め上をいく攻めた商品だ。

Roland DJ-505

この子と目が合ってしまったのである。そう、あの禁断のペットショップでの「うちに連れて帰ってって、このワンちゃん/猫ちゃんが言ってた〜」のあれである。「そうなるってわかってたから、行かないって言ったのよう〜」という、ママの悲痛な叫び声は、単身楽器店に乗り込んだ自分には届くはずもなく、店を出る頃にはPPバンドに簡易手提げをつけたこの子がしっかりと手に握られていたのだった。ひとつ言わせてもらうと(誰に言い訳してるんだ?)新品未開封の新古品流れ商品でなんと定価の二割五分ほど割り引かれていたのだ。これを目にするまで、10万程度の散財を覚悟していた僕には、棚からぼたもちである。実際棚に収められていたのであながち遠からず。即決どころか、光の速度を超えた決断で、悠々と店を後にしたのである。

人生は選択の連続。やらない後悔よりやる後悔。

前の段落に書いた「何かを強烈に望んで、だけどその結果に至る道中をあまり細かく画策せず、成り行きに任せていると、不思議と過程をすっ飛ばして結果にたどり着くことが今までの人生でも多々あった。」の件(くだり)だけど、ここまで書いてきたこの一連のDJ話に実は深く繋がっている。そう、望めば現実化する、の話である。現実化は英単語で言えば、materializeとなる。この単語分解するとmatter(物質)がrealize(現象化する)といった感じだろうか。最新の脳科学、量子物理学の世界では、思考を現実の事象として顕すことは科学的根拠を持った周知の事実として広く受け入れられてるのである。この話は別のコラムに譲るとして、ここで言いたいことはこうだ。何かを望むのであれば、とりあえず行動を起こす。何にもしないで、今までと変わらない人生を嘆き、不満をいい、時間が経って振り返りやらなかったことを後悔するより、やることを選択してやってから後悔しても遅くはないのではないか。今までも、そう思って(全てではもちろんない)行動してきてそれなりに結果を出してきた自負がある。結果を出せることに味をしめているので、外野の声はほとんど聞こえない。さらに言えば、行動していると同じ方向を向いている人たちに出会う機会が増える。さらにチャンスが広がる。このプロセスがたまらなく好きだ。結果はとりあえず、神様仏様お天道様任せ。量子物理学的に言えば、すでにそこに存在してる。後は、すでに具現化している身体的思考的状態にいればいい。はず。 #あの選択をしたから  をたくさん繰り返してここにいる。あの時、店に入らなかったら、最初のDJ機材を手に入れることがなかったかもしれない。ひょっとしたら、一つも買わずに今に至ってるかもしれない。どんな力が働いたかはわからない(実は結構あたりをつけてる)けど、とにかくその選択をした。それが、次回以降の話題にも繋がってくる。行動すると、あまり後悔は感じない。しない時の方が後悔することが多いのを知ってるからかもしれない。

今回はこんな話でした。そして次回以降。

数行でまとめると、数年前の選択が、思わぬ形で憧れでしかなかったDJ体験を身近にしてくれた。それが願望実現の話とリンクしてくる。そんな話。それがさらに加速していく。次回はとりあえず、オンライン講座買って、自己流で勉強始めてみたあたりの話。まだまだ続くよ。気に入っていただけたら、いいねお願いします。


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