DJ体験 その1 80年代〜2000年頃
DJやってみたかった
数年前(2019~20)、たまたまFBで見つけた記事からDJ関連のサイト(英語)に飛び、そこから昔からやりたかったDJ体験が自分が思っていた以上に身近になっていたことに気づいた。数年後(2022~23)の今、ひょんなことから夢だと思っていた(クラブ等でDJとして立つ)ことが少しずつ現実味を帯びてきていて、今日から少しずつそこら辺の経緯から今に至り、そしてこれから向かいたい場所について、書き綴っていこうかな、の一回目(何回とかは決まってないし、不定期になると思う)今日は、なぜDJ?の話。
昔からそういうの好き
元々、大した音楽の才能もないのに音楽の機材が好きで、それこそン百万と色々買ってた。80年代にそれまでのアナログシンセサイザーとは違う、デジタルシンセが出回るタイミングに思春期だった僕は、KORGのM1というオールインワンシンセに出会い手に入れる。その頃、バンドブームみたいのがあって文化祭とか、みんなこぞってアルフィーだのジャーニーだのヴァンヘイレンだの横浜銀蝿だの、演奏してた気がする。当時僕も友達とコピーバンドをやってんだが、メンツが僕(vo)、ギター、ドラムくんの3人のユニット。2人に比べて演奏能力の低い僕が取り入れたのが、クリック音をドラムに送りつつ、シンセに搭載されているシーケンサーにベースやシンセをいわゆる打ち込みしたやつと再生して演奏するという、今では当たり前のことをやったりしてた。多分、周りではまだそれほどメジャーではなかった気がする。要は、アナログでみんな賄ってたことをデジタルで肩代わりさせるということを、今では当たり前すぎて誰も気にしてないことを今から30年以上前からやってました、という話。いわゆる伏線貼ってます。
ディスコ?クラブ?バブルと
80年代後半から、90年代にかけていわゆる日本ではバブル期の頂点にあって、夜の街もそれを謳歌する文化で盛り上がってた気がする。その辺の内情は実は当時夜遊びに出歩くほどの金銭的余裕を持ち合わせてなかったので(今もそれほど変わってない)それほど詳しくないのだが、前述のドラマーくんで中学からの親友が、僕が留学から帰ってきた頃miniという車を手に入れて、ことあるごとに新宿歌舞伎町にあったディスコに僕を誘ってくれるようになった。パラパラとか、ユーロビートとか、マハラジャとかそういうのが流行ってて、そんな空気をちょっとだけ吸う機会に彼は誘ってくれた。これは原体験として後々に大きな爪痕を残すことになると、その時は思ってもなかったけど。この当時、当然DJはターンテーブルにアナログのレコードを乗っけて曲を次から次へとかけてた。で、どっちかというと、フロアで踊るより心の奥底では、ブースの方に興味がずっとあったんだと思う。しかし、当時はターンテーブル二台にミキサー、そして何よりも音源であるレコードを買い揃えることが、高い障壁になってた。そんなこんなで、1990年代はバブルの終焉と1999世界終了かもしれないみたいな妙な空気感の中、新しい世紀を迎えることになる。
実はDJ体験してた
20世紀と21世紀の狭間で、色々な出会いがあり、その中でも楽器屋通いで店員さんを通じて知り合った人とユニットを組んで、曲を作ったりライブを数回やったりの日々が印象深い。ここでいうライブはやっぱり機材を山のように持ち込んでケーブルを繋ぎまくり、僕音源を流し横で友達がシンセで演奏を被せるといった形態。ここで実は、作った音源を今は亡きMDJ(いわゆるCDJのMD版)とCDJを使って曲を繋ぎつつ1セット30分をほぼノンストップでやってた。これって今考えると、ほぼほぼDJのやってることと一緒の気がする。当時なぜかカルミナ・ブラーナというクラシック曲が巷でよく流れてて、さらに15年ぶりにスターウォーズの新作のサントラの決闘のテーマがこのカルブラの雰囲気で、どっちも幕開けにぴったりな曲だったので、オープニングで使ってそのまま自分たちの曲を繋いていった。残念ながら、この彼とは疎遠になってしまったのだけど、この時の経験は、今も大切な記憶として残ってる。
同時期に、実はクラブのマスターをやってたラジオDJの知り合いの店にもよく遊びに行っていて、そこでは本当にDJまがいのこともしてたりしてた。ここには当時にCDJがあってCDを入れ替えて曲を繋ぐことをしてたので、これって多分それだったかも。とはいっても好きな曲を好きなようにかけていただけなので、DJというには程遠い。
そんなこんなで、じゃなぜDJ?
ということで、デジタル機材に出会い、ディスコでの夜を経験して、DJまがいのことを通してDJをやりたい、という気持ちは徐々に育まれていったのだけど、実際に本格的にやろうとなるのはまだまだ20年ほど待たなくてはならない。でも、なぜDJ?の疑問には実は答えが出てない。というより、好きなことに対して後付けで多分いくらでも理由はあげられるだろうけど、結局じゃあなぜ?に明確な答えを見つけるのは、多分無理だと思う。だって、誰かに無理強いされたわけでもなく、気づいたら興味があって、気づいたら手を出していて、飽きもせず続けてるから、多分それが理由。でも、当然やってみたいだけで人前に立てるかどうかは別問題。これは現在進行形でまだどっちに行くかもわからないけど、これはこれで自分でも楽しみに展開が待ってる。その辺も含めつつ、次回は2000年前後から、さらになんでこっちの世界に足突っ込もうと思ったのか、の経緯について今後数回に分けてさらに深く突っ込んでいこうと思う。
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