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"機能"だけに絞って小さく始めることも覚えなさい
来年は4弦のエレキベースを買うことを好評しております
考えに考えた結果、29万円の中古のベースを買おうと考えていました
木材の材質によって音が変わるのと、軽量であるほど低音は出ないものの、アンサンブルで埋もれないちょうどいい音が出るので、実践向きでいいなぁと思っています
そのスペックで探したらそのベースに行き着いたわけです
しかし、先日知人から私程度の腕でその価格のベースはやりすぎでは?と指摘をされました
その方は私に批判をしたいわけでなく、多趣味であることをもったいないと感じてくれて、
私が本当に極めたいことならそこに集中して金を賭けるべき
そうでないなら、程程にして楽しんではどうかと…という考えです
物事には、機能に対して払うお金と、その付加価値みたいなのに払うお金の2つに分かれていると筆者は考えています
例えば、今回のベースでいえばですが、
○欲しいもの 29万円
機能…木材の種類(メイプル×ローズウッド×アルダー)、塗装(ラッカー)、軽量(3.79kg)
付加価値…元フェンダーのマスタービルダー(J.W.Black)、木材の質
となります
今回の優先順位は軽量であることなので、その視点をもっと意識するべきです
本命の欲しいものは、3.79kgですが、一応探したら3.85kgで見つかりました
値段も9万円のものになります
○代替案 9万円
機能…木材の種類(メイプル×アルダー×ローズウッド)◎ 軽さ(3.85kg 600g重)○ 塗装△(ポリだが、薄いのでまだ許せる)
付加価値…ジャパンブランド(Tokai)、ヴィンテージ(40年前のベース)
この安さは、当時の発売価格が4.5万円程度だったのが理由です
また、TOKAIというブランドが廉価品を扱うブランドなので評価がされていないというところがあります
しかし、調べてみると、80年代個体のモデルはあたりが多いそうで、私が求めているスペックを満たしていてそうでした
軽量でアンサンブル向きなのはもちろん、経年変化による木材の鳴りもいいと評判がいい感じです
ギター関係は古いほど価値が上がるという現象があり、それは木材が水分が抜けて、音が枯れるという表現をします
FenderやGibsonは付加価値がとても高いので、とくに価値が上がる感じです
一応、ヴィンテージジャパンブランドもブームによって多少価値は上がっていますが、Fenderだとかに比べるとたいしたレベルではありません
この購買だけとってみても、付加価値に人はいかにお金を払っているのか…とよく思います
そして、回りの人が認めるほど上手くなったら、本当にその世界でお金をかける…のもいいのかなと感じます
例えば、カメラについてもそうです
私はシグマというブランドのレンズ縛りですが、理由は「安さ」と「カメラのきっかけ」を与えたブランドだからです
本体はソニーのものを使っていますが、ソニーの純正を一つ買うのと、シグマを2本買うのだと同じ値段になるんですよね
カメラについては技量はまだまだだと自覚をしていて、学ぶことが多いからシグマでいいとも思っています
近距離はそこそこですが、望遠の構図や、単焦点の強みをまだまだいかしきれていません
そこからソニーの純正を選択するか考えたらいい…と謙虚に思います
しかし、今回のベースについてはどうもイエロー信号だなと思いました
○世間の評価と自己評価の乖離 29万円は妥当ではない
○個体を探す努力の怠り 9万円のTOKAIが売り切れでも、16万円の現行品、20万円の現行品でスペックが適うものもありました
○音楽もまだ土俵に立ったばかり
→そとに出て弾くことから始めよう
ゆるく長く音楽を続けていたせいか、「謙虚さ」を見失っていたと反省をしています
プロでも、安い楽器を使ってうまい人はいくらでもいます
私の好きなロドリーゴイガブリエーラは安いギターを使ってとてもいい音を奏でます
たしかに楽器は一生ものだが、身に合わないものは違和感を感じさせるのでしょうね…
今回だと、スペックだけをとって探していましたが、本来は4弦ベースの強みである「スラップ技法」を上手く弾くために欲しいので、ベースであればなんでもいいのです
そこに欲が入って、木材や、軽さなどと入るからややこしくなるのです
さきほどは、機能に木材の種類も入れてますが、ベースを機能においた場合は、木材は付加価値の枠に変わります
比較対象…という点でも大事にしたいです
私のように様々なものに手をつけてる人は、
小さく始めることも覚えようと思いました
いちおう、30歳になったら新しく手を拡げないと決めて、今までやったことだけに絞っています
極めるまでの道のりはまだまだ道半場です
いまで絞ってるならここからどこまでやるかを線引きすることも篩にかけないとです
ベース、カメラは技術向上させつつ機能=できることを増やす
バイクや乗り物は、いまあるものを長く使って、見えてくるものを見いだす…
とりあえずはその方針で取り組んでみます
あとは私が買うときまでに売れてないと良いですけど…