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目の前の結果に飛び付かない 枯れるのを待つ

安くていいベースを探していて、ジャパニーズヴィンテージという概念をしりました

いま、いいなと思っているものはTokaiのJb-45というもので一応求めていたスペックのものが売られていました

問題なのは、当時の価格と現在の価格が逆転している点ですね…

当時は45000円で新品で売られていたのが、現在は人気を受けて2倍の価格に高騰しています

約40年前のモデルなのでその間に中古もインフレ=価値がついたととるべきでしょう

そして、40年前のものがいまも残っているのは、それだけいい木材が使われていた証しでもあるのである程度、いい個体であることが期待ができます

しかし、それでも当初考えていたベースよりも安くてこんな簡単に苦労せずに枯れた音を手に入れて良いのだろうか?とおもいはじめてきました

一応、私が使っているクラシックギターは約13年前のモデルで、当時新品で購入しました

当時から生音はかなりよく、気に入っていたのですが、ここ最近は弾くと、ほどよく枯れていてとてもいい音だと実感を強く感じています

クラシックギターは木材の鳴りをそのまま反映させるので一番分かりやすい枯れ具合なのだろうと思います

いま所有しているヤマハのアコギも新品で購入しています
まだ音は丸いですが、ゆくゆくは枯れる可能性があります

そういう枯れるのを待つ楽しさの過程も楽器選びには大事な要素だと考えています

一方、エレキギターは木材そのものを加工してピックアップを伝って鳴らすので、音の共振を拾うわけではなく枯れる概念があるのかよく分かりません

プロの話をみるにありそうですが、恐らく、アコギやクラシックよりも時間がかかるように感じます

枯れるとしたら、生音がいい個体が枯れやすいのだろうとは経験則上思います
そもそも木材がいい音がしていますので

一応木材のギターだと、モモセのストラトを所有していて今年で4.5年ぐらいです

最初からよく鳴っていたのであれですが、まだ変化は感じられていませんね…あるとは思うのですが…

バッカスのベースは7年ですが、こちらも感じられていません…

とはいえ、木材という性質上、水分が乾ききるタイミングは確実にあるのでそこまで持っていく楽しみはあると思っています

書いていて思い出したのは30年前のセミアコも所有していたことがありまして、たしかにそれは音が枯れていました
お金がなくて売ってしまいましたけどね…

そう考えると、ある程度軽くて生音がよく鳴る個体を買うのもいいのだろうなとおもっています
それを育てて、枯れさせるのも一つの考えだと思い始めてきました

そこまで本数を持っていたわけではありませんが、個人的にはモモセにはとても高い信頼を置いています

コスパがとてもよく、下手なフェンダーやギブソンの個体よりもあたりが多いように感じます

音は全体的にヴィンテージライクでまとまっていてつまらないと感じる人はいるとは思いますが、アンサンブルに徹したい人には埋もれないちょうどいいサウンドがそこにあるのでとてもいい選択になります

基本的には同じブランド郡は持たないようにしていたのですが、J.W.BLACK=高いものが身分相応ではないといわれると一週回ってモモセかなぁ…と揺らいでしまいます

5弦のベースはモモセと同じ親会社=ディバイザーのバッカスを使ってるので今さらなにいってるのだという話なんですけどね…(苦笑)

なんなら、一時期ジャズを本格的にやりたかった頃はSEVENTEENという同社のモデルも検討したし、アコギもヘッドウェイという同社系列も考えていました

それだけこのブランドが自分にはしっくりくるんですよね

それほど、私には切っても離せないブランド…それがモモセなんですよね

値段は新品なら20万円前後です
限定品なら30万円越えという感じです

例え身分相応でないと人からいわれても、
モモセは私の分身で関係ないですからと言い切れるほどこのブランドのフリークスです

幸い探してみると、4kg割の個体がいくつか見つけたので選んでみてもいいなとおもっています

また色々と脱線している気がしますが、基本的には一度買ったら手離さない買い物なので移ろっていいかなと

また新品であれば楽器メーカーはローン金利無料をやるので分割して買い物ができるのもメリットです

うつろいの中には本質も隠れているはずなので、それを手探りで探し続けている感じです

購入まであと少し。まだ時間はあるので考えてを突き詰めてみたいと思います

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