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天王星と海王星の働き

松村潔先生のハードカバーの分厚い西洋占星術の本を時々、タロットカードのようにぱっと開いて目に止まる内容を注意深く読むことがある。

今回は、海王星と天王星の働きの違いに関して考察されていた箇所であり、現在、日常の中で私が意識していることととても密接な内容に思えたので、興味深く読ませていただいた。

エネルギーを引き出すには同化作用が必要です。目覚めた意識は同化を拒否します。目覚めるというのは同化しないということ。
対象に同化して眠り込む海王星と、目覚める天王星の作用は、鳥が海の中に潜り、また出てくるように、無意識への潜行と脱出を繰り返し、常にこれまでになかった新しいアイデアを生み出す。
無意識から何か新しい知恵を取り出すプロセスは、海王星から天王星への下降です。反対に自己意識の解体によって、つまり主体がばらばらになることで広い世界へ向かうのは、天王星から海王星への上昇ということになる。

西洋占星術  松村潔著から一部引用


土星よりも遠い天王星、海王星等は水星、火星、金星のような個人天体と比較して日常の中で意識しにくい。
何か起こった出来事を通して働いたと後から気がつかされることが多い。

既に何度か繰り返しているが、私はアセンダントが水瓶座であり、ネイタルのチャートルーラ―(チャート全体を支配する惑星)は天王星である。
また、月星座が乙女座にあることで、その反転に位置する魚座が本来は働きやすい傾向にある。
また、蠍座に海王星があり、その海王星は、土星、水星、金星、冥王星、天王星と5つの惑星に影響を及ぼしており、私は海王星と天王星に強く影響を受けている。

物語や映画、対人関係でも境界線がなくなり同化しやすいので、物語にはまると、まるで自分が主人公になっているような感覚になってしまう。
SNSなどは海王星と天王星が両方関わる媒体となるので、それがさらに強調されるので、ネットサーフィンをしだすと沼に入りこんでしまうような感覚になり、海王星の怖さを感じる。

まさに海王星の働きで同化して眠り込んでしまう要素と、その無意識で繰り返してしまう行為を意識していくことで気づきを生もうとする天王星の働きは、まさに私自身の内側で渦巻いている感じがする。

惑星の年齢域でいえば、私はまだ土星の年齢域であり、現実世界に積み残している宿題をこなしている時期ではがあるが、今後、いよいよ天王星、海王星の年齢域に進んでいくことになる。

日常の中での無意識の行為を意識していくには天王星の働きが必要であるという視点はとても驚かされた。

ホロスコープと出会い、マドモアゼル愛先生の月理論を学ぶ中、無意識で繰り返している月の作用を意識していくエネルギーには天王星も働いていたように思った。




こもれ日の駅までの径秋の蝉

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