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家族揃って海へ


長男と田舎に墓参りに行った翌日は、家族五人が揃う最後の一日。
家内と長女の提案で、朝一番に日帰り温泉に入って、その後は砂浜でタープを張って持参のサンドイッチとレモネードなどで朝食をとることに。

初めて訪れる日帰り温泉、そして海岸。
温泉も空いている時間帯でのんびり過ごすことができた。
相変わらずの強い日差しであったが、タープの日陰で海風が爽やか。
長女が作ったハム、チーズ、玉子、野菜、バジルソースのミックスサンドをみんなで頬張った。
そしてはちみつみに漬けたレモン、紫蘇ジュース、炭酸水をお好みに混ぜて。
海風が涼しく、半日、家族でぼんやりと過ごした。

長男は、4月から入社した会社の雰囲気と人間関係が肌に合わない中、朝早くから夜遅いという激務の中、2級建築士の受験勉強の追い込み中でかなり疲れ気味。

長女は1か月の夏休み。
今迄の掛け持ちをしていた仕事も節目を迎えつつあり、大きな節目を迎えている。
長女はこの3年間での人間関係の構築と現場体験を通して、仕事がなくなったとしても人間関係を通して食に関わる仕事はやっていけるという強い自信が生まれたようだ。
まさに太陽期の真っ最中であり、言葉の節々に自信と逞しさを感じる。

次男はアルバイトは休みで、彼のみ海に飛び込み、ひとりで泳いでいた。
その後は海岸のゴミを拾いつつ、いつものマイペースなムード。

3人の子が揃って会える夏休み最後の一日を楽しんだ。

その夜は、次男と長女の週1回のラジオ番組「上手くいかないラジオ」に
スペシャルゲストとして長男も加わり、3人で12分のトークを私は近くで本を読みながら聞いていた。
長男は、本人も自覚しているが自分がしんどくなるような場を選んでしまっている。
次男は、先ずは自分のいのちを最優先にしている、その次に働くことがあると語り、長男に対しても自分のいのちを大切にしにくい場であるならばシンプルに辞めた方がいいと伝えていた。


それぞれの事情はそれぞれの子にしかわからないものがある。
本を読みつつ遠くからその様子を眺めるというスタンスで、また見守っていこうと思う。







秋風やバジルソースのハムサンド

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