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傷ついた惑星
マドモアゼル愛先生(以下、愛先生)の小惑星に関しての動画は、月理論の動画と同じくらいの衝撃を受けた。
ここでいう小惑星とは西洋占星術で火星と木星との間に存在する惑星を指している。
実際にホロスコープに登場するのはセレス、ジュノー、パラス、ベスタの4惑星であるが、それ以外も直径が100kmを越えるものが220個も存在している。
愛先生のお話では、元々は男性性を象徴する火星の次に女性性を象徴する惑星が存在していたと思われるが、何等かの働きにより破壊され、その残骸がこれらの小惑星として存在しているとギリシャ神話と重ねて語られている。
そして極めて重要な視点として、女性性を象徴する働きをもつ惑星が壊されたことでこの地球は傷つき、ひとりひとり異なる存在の輝きを大切にする母性にもとづく社会ではなく、能力、権力志向で競争、戦争を好む社会になってしまったこと。
ホロスコープで登場する4つの惑星も全て女性性を象徴しており、破壊されたとしても、それらは母性の要素を私たちに働き続けている。
月の奪う働きとは異なるがこの小惑星の存在、働きを意識していくことの大切さを語られている。
小惑星群から読み解く人類未来「昔、そこに星があった」 - YouTube
私自身、10代の頃から家庭や学校にも居心地が悪く、自分が安らぐ場所を物語に求めた。
故郷 を離れてからは蠍座海王星の影響でスピリチュアルな世界に入りこみ現実世界との乖離に苦しんだ。
居心地が悪く生きづらかったのは、私や個人の問題ではなく、この社会を生んだ地球が傷ついていたという内容はとても腑に落ちるものがあった。
神話とも一致するこの愛先生のお話が事実であるのかどうかは問題ではなく、この物語を通して私たち一人一人が大切な母性という要素が欠落された社会に存在していることを知り、それを意識にあげていくことに大きな意味があるように思う。
最近、私が意識して投稿してきた物語は物語の言葉として普遍的なものが伝わっていく視点とも重なった。
正しいか正しくないかの二元論での戦いは不毛の積み重ねを生んできた。
以前のnoteで愛先生の153Hzの二元論ではない世界に導く周波数の内容を書いたが、母性は理屈ではなく、感性によるものが多く、まさに二元論ではない世界観に導いてくれるように思う。
私のセレスは9室蠍座で、信頼関係を大切にして他者の意識の変革に導いていくことを喜びとし、私の龍頭図太陽蠍座とサインが重なる。
ジュノーは8室天秤座で公平なパートナーシップ、パラスも8室で全体のバランス、調和を大切にする要素。いずれもネイタルのドラゴンヘッドとオーブ2度~4度で合であり、龍頭図の扉であるドラゴンヘッドに影響している。
ベスタは6室獅子座であり、使命感をもって自己表現を大切にする要素があり、龍頭図のASCとサインが重なっている。
きしくも4個の小惑星のサインが全て龍頭図と関係していることにとても驚かされた。
ドラゴンヘッドとテイルも龍の頭と尻尾が分断されており、今回の小惑星が破壊されて完全でない状態という点では重なるものがある。
小惑星も龍頭図も完全ではない状態であるからこそ、その繋がりをよみがえらせて育んでいくことでより深いものに触れていけるように思う。
母性の象徴である惑星が破壊されたことで、この地球は傷つき、その結果として今の生きづらい社会になったと理解できたとき、私自身の感情や家族との関係性もまさにこの延長線の中で生まれてきたと理解し、受け止めていくと、目の前の出来事がとても俯瞰して観ることができる。
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貝殻の首飾りして星まつり