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ユニクロ(ファースト・リティング)で働きたい 学歴フィルターは? 年収は?

おはようございます。皆さんもよくご存じのユニクロ。
誰もが着たことのある服の数々。
そのコンセプトは低価格でもオシャレになる高品質な日常服です。

非常に伸び盛りの成長著しいグローバルな大企業となり、時価総額では
世界2位のアパレル企業です。1位はスペインのZARA。

カリスマ社長の柳井さんは今年、資産額を3兆円超えさせて、日本一の大富豪となりました。すごいですよね。世界ランキングでも、ベスト30位に入っています。

会社概要

企業名
株式会社ファーストリテイリング(FAST RETAILING CO., LTD.)
本社所在地 〒754-0894 山口県山口市佐山10717ー1 
URL https://www.fastretailing.com/jp/

設立年月日 1963年5月1日
代表者 代表取締役会長 兼 社長 柳井 正
資本金
102億7,395万円
従業員数  55,589名 (連結/2021年8月31日現在)

さて、そんなユニクロことファースト・リティングですが、こちらに入社したいという方も多いことかと思います。
以前はブラック企業とも揶揄されていた時期もありますが、今はかなり改善されて、働きやすい環境になっている模様。

そこで気になる、就活時の学歴フィルターはあるのかどうかを見ていきましょう

ファーストリテイリングの採用大学は?


リクナビ掲載の採用情報や就職四季報を参考にしたところ、以下のような大学に採用実績がありました。

【ファーストリテイリングの過去の採用大学】

東京大学/京都大学/大阪大学/一橋大学/東北大学/名古屋大学/北海道大学/九州大学/筑波大学/埼玉大学/山口大学/神田外国語大学/津田塾大学/早稲田大学/慶応義塾大学/上智大学/明治大学/青山学院大学/立教大学/中央大学/法政大学/同志社大学/近畿大学/立命館大学/関西大学/関西学院大学/関西外国語大学/中京大学/成蹊大学/専修大学/明治学院大学/駒澤大学/日本大学/拓殖大学/創価大学/桜美林大学/文化学園大学/昭和女子大学  
(参考:就職四季報2022年版)

国内トップの東京大学や旧帝国大学、早慶から偏差値50付近の中堅大学まで、幅広く採用していることが分かりますね。

採用の内訳などは以下の通りです。

▼採用大学の内訳

順位 大学名 就職者数
1早稲田大学34
2慶應義塾大学26
3上智大学16
4明治大学15
4同志社大学15
6立教大学14
7法政大学13
7立命館大学13
7関西学院大学13
10東洋大学12
11明治学院大学10
12日本大学8
13近畿大学7
14拓殖大学6
14関西大学6
14関西外国語大学6
17東京外国語大学5
17中央大学5
17神奈川大学5
20筑波大学4
20神戸大学4
20青山学院大学4
20昭和女子大学4
20東京家政大学4
20関東学院大学4

引用:大学通信ONLINE「2021年 企業ごとの大学別就職者数 ファーストリテイリンググループ

ざっと、こんな感じのようです。

ボリューム層は早慶・MARCHなどの上位大学で占められていますが、それにしても中堅大学からの採用が多いことが分かります。

したがって、ファーストリテイリングはグローバル展開している超優良企業ですが、学歴に自信が無くても十分に内定を狙えることが分かりますね。

もっとも、最低限、名の通った大卒であることが必要条件とも言えるでしょう。

では、男女別の採用状況はどうでしょうか。

▼採用人数(男女別)

            男性  女性 合計
2021年 134  264 398
2020年 149  186 335
2019年 156  222 378

引用:マイナビ2023「ファーストリテイリンググループ

女性が活躍できる環境にあるということが見えてきますね。

ユニクロの平均年収は?


ファーストリテイリングは、日本を代表するアパレルメーカー。
積極的な海外進出を行っております。
2021年に発表された最新の有価証券報告書を参考とすると。

ファーストリテイリングの平均年収は、946万円です。

事業内容
ファーストリテイリングの事業内容は以下の通りです。
・国内ユニクロ事業
・海外ユニクロ事業
・ジーユー事業
・グローバルブランド事業
それではひとつずつ見ていきましょう。国内ユニクロ事業は、売り上げ構成比の40.2%を占めています。顧客のライフスタイルに合った商品展開や実店舗とオンラインを組み合わせたサービスで売り上げ拡大を図っています。また、収益性を高めサプライチェーン改革を進めることで、業務の効率化も進めています。海外ユニクロ事業は、売り上げ構成比42%と国内事業を上回る規模の事業です。アメリカをはじめ、アジアやヨーロッパの24か国に進出しており、各国の顧客に応じた商品提供を目指しています。現在は特にアジア・オセアニア地区に注力しています。ジーユー事業では、ジーユーの強みでもある「ファッションと低価格」の強化を行っています。いち早いトレンドの分析・把握により商品企画や素材開発を進め、低価格商品の販売拡大を図っています。グローバルブランド事業では、
・セオリー
・プラステ
・コントワー
・デ・コトニエ
などのその他のブランドの安定成長や販売拡大、収益改善を目指しています。
参考:ファーストリテイリング セグメント情報

平均年収946万円はどのくらい高い?

冒頭でも紹介したように、ファーストリテイリングの平均年収は946万円です。ここでは、

・日本人平均との比較
・業界平均との比較
・競合他社との比較

そこから、946万円がどれくらいの水準なのかを見ていきましょう。

日本人平均との比較

dodaが行った「平均年収ランキング【最新版】」によると、日本人の平均年収は403万円です。ファーストリテイリングの平均年収は、日本人平均と比較して約550万円高いと言えます。

転職サイトZより引用。以下も同じく

業界平均との比較

次に業界平均とも比較してみましょう。同じくdodaの調査によると、ファーストリテイリングが属する小売専門店の平均年収は340万円です。ファーストリテイリングの平均年収は、業界平均の3倍に迫るほどの高水準であることが分かります。

競合他社との比較

同じ業界の中でも、競合他社と言われる企業との比較ではどうでしょうか。ここでは、同じアパレル業界のワークマン、しまむら、ワールド、オンワードと比べてみました。紹介する数値は全て最新の有価証券報告書によるものです。

企業名  平均年収

株式会社ワークマン 692万円

株式会社しまむら  656万円

株式会社ワールド  534万円

オンワードホールディングス 529万円

株式会社ファーストリテイリング 946万円

いずれの企業の年収も日本人平均や業界平均と比較するとかなりの高額でした。しかし、

ファーストリテイリングの平均年収は、その中でも突出して高いことが分かります。

年収946万円の内情とは?

非常に高水準であることが分かった平均年収946万円ですが、その内情はどのようになっているのでしょうか。ここでは、
・評価制度
・昇給・昇進
・ボーナス
・残業代
・福利厚生

についてまとめています。

評価制度

ファーストリテイリングではMBO(目標管理制度)を導入しています。MBOとは、自分の業務の達成度やプロセスを自分で立案して管理する制度です。社員は半期に一度目標設定を行い、3ヶ月に1回の上司との面談でその時点までの評価とフィードバックを受けます。評価は達成度に加えてプロセスが加味されるほか、横断的に部署内全員の評価確認を行うことで公正・平等に行われます。各転職サイトに寄せられた口コミにも、「評価は細かく公正に行われている」という声が見られました。また、完全実力主義をとっているため、勤続年数による年功序列の評価はありません。

昇給・昇進

昇給・昇進は、ファーストリテイリングではグレードが上がることで起こります。グレードを上げるためには、半期に一度の上司との面談で高評価を得ることと昇格試験にパスする必要があります。実力主義のため、若くても優秀な人材はすぐにグレードが上がります。一方で口コミによると、キャリア採用で最初から一定以上のポジションに入ってしまうと、なかなか昇進できないという意見もありました。

ボーナス

ボーナスは年間2回、4月と10月に支給されます。賞与額は年2回の上司との面談と業績によって決まりますが、口コミによると4~5ヶ月分はもらえるようです。業績によっては10ヶ月分支給されたこともあるそうで、いずれにしても年収におけるボーナスの比率は高いと言えます。

残業代

ファーストリテイリングでは残業代は基本的に全て支給されます。勤務時間が8時間を超えると1分単位で計算されているようです。残業時間は厳しく管理されています。以前は激務とされていましたが、Open Workによると、現在の月平均は26.8時間です(2022年1月現在)。ただし、個人に任される仕事量は多いようで、効率よく業務を進める必要があるようです。また、店舗での勤務の場合などは繁忙期はかなりの残業が必要になります。入社前に希望部署の残業実態を確認しておくとよいでしょう。

福利厚生

コーポレートサイトによると、ファーストリテイリングの福利厚生は以下の通りです。

・持株会
・共済会
・401K
・提携福利厚生プログラム
・社員販売
・カフェテリア
・専用シャトルバス(有明オフィス通勤時)
・各種社会保険
・有給休暇
・特別休暇
・慶弔休暇

口コミによると退職金制度はないようで、401Kで資金の積み立てをする必要があります。有給や特別休暇は取得しやすい雰囲気があり、閑散期を狙って大型連休を取り海外旅行を楽しんでいる人もいました。Open Workによると、有給消化率は55.1%とのことでした。

ファーストリテイリングへの転職成功のコツ

ファーストリテイリングへの転職難易度の高さは前述の通りですが、それだけに魅力的な企業であるとも言えます。実際、ここまで読み進めるうちに内定獲得に向けて心が動いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで最後に、ファーストリテイリングへの転職成功のコツとして、次の2点をご紹介します。

・自分が企業風土にマッチした人材であることをアピールする
・転職エージェントを利用する

自分が企業風土にマッチした人材であることをアピールする

自己アピールの際に、自分が企業風土にマッチした人材であることをアピールすることは、他の応募者との差別化という意味で有用です。もちろん、希望部署で活かせる高いスキルや経験は必要です。一方でファーストリテイリングでは、いかに理念に共感し、持てるスキルで企業に貢献できる人材であるかを重視しています。自己分析を進め、今までの経験の中で自分がこうした人材に当てはまると言えるエピソードを準備しておくことが必要なのです。

正確さを期すために、引用部だらけになってしまいましたが、超人気企業のため、転職の難易度はかなり高いことが理解できたと思います。

まとめ


✅ユニクロは世界に誇るグローバル企業

✅学歴フィルターは緩め

✅平均年収は一般企業や、同業他社と比較してもかなり高い

✅就職・転職の難易度は高い

✅自力ではなく、転職エージェントを利用して、担当アドバイザーをつける

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