「33歳の決意:時給800円のフリーターから月収80万の起業家へ」
不本意な大学を卒業。就職や転職に何度も失敗し、適職につけずもがいていた自分は時給800円のフリーターに転落して絶望の日々。しかも失恋も重なった。空は灰色。お先真っ暗。ノー・フューチャー。
上京をきっかけに、小さな会社の新聞記者になり、肩書きだけはジャーナリスト。
新聞と本を書きまくる日々が続く。
社保のない会社に嫌気がさして、またまた転職を余儀なくされる。
しかし、ひょんなことから丸の内ど真ん中の会社に潜り込めた。これを機にさらに著名企業に入社。そしてヘッドハンティングされて起業家へ。
とはいえ、開業資金や株を買うお金も全くないという経営ど素人。一体何が出来るというのか?
けれども、周囲からのバックアップに支えられて覚悟は決めた。
そう、やるしかないと。
雇われ役員の宣戦布告。
就職氷河期に会社役員の私が取り組んだこと。
何かを変えたい。今までイヤだった待遇の会社を変えてみたい。
そんな未来を描き始めてみた。
自分で言うのもなんだけど、波瀾万丈な人生が本格的に始動したのだと思う。
この時期の頭の中に渦巻いていたことは。
ただひたすら、この好機を逃すな!
やるしかない。
ということだけだった。
そんな一心で新会社のスタートアップに、ひたすら立ち向かいました。
労使間の透明性と対話の重要性
私が実施した取り組みは、正社員、非正規社員、アルバイト。労働者への高賃金、同一労働同一賃金、福利厚生の平等化でした。これらの取り組みを通じて、会社の売り上げは飛躍的に向上しました。以下に、その具体的な内容と効果をまとめます。
1. 高賃金の実施
就職氷河期において、アルバイトの時給を1500円に設定し、社員の月給を30万円にしました。これにより、労働者のモチベーションと生産性が向上し、生活の質も大きく改善されました。
2. 同一労働同一賃金
同じ仕事をする労働者には同じ賃金を支払うことで、公平性を確保しました。これにより、労働者間の不満が減少し、チーム全体の協力体制が強化されました。
3. 福利厚生の平等化
すべての労働者に対して平等な福利厚生を提供することで、労働環境の改善を図りました。健康保険や有給休暇などの福利厚生が充実することで、労働者の生活の質が向上し、会社への忠誠心も高まりました。
4. 労使間の透明性と対話
労使間の透明性を確保し、定期的な対話を行うことが重要です。私は、社長や幹部、社員、アルバイトさんと懇意に話し合い、親密な関係を築くことで、労使間の信頼関係を深めました。これにより、問題が発生した際にも円満に解決することができました。
結果
これらの取り組みの結果、会社の売り上げは飛躍的に向上しました。労働者が安心して働ける環境を整えることで、彼らのパフォーマンスが最大限に発揮され、会社全体の成長に繋がったのです。
経営の学びと実践
私は、丸紅の元役員や元幹部から経営を学びました。取締役会や株に関する知識も含め、経営の基本から実践までを学ぶことで、経営者としての視野を広げることができました。
この経験を通じて、労使間の協力の重要性を再認識し、実際の経営に活かすことができました。
オーナー社長の姿勢
オーナー社長は出資金返済が終わると、「もう給料は要らない。役員報酬はアルバイトの賃金に充ててよ」と言いました。
この姿勢に感激し、労働者を大切にすることの重要性を改めて感じました。経営者が労働者を尊重し、共に成長する姿勢が、企業の成功に繋がるのです。
改革のアイデアと成功
会社設立は1999年3月、私は33歳で取締役に就任。
様々な改革のアイデアを出し、売り上げを飛躍的に向上させた成果を知った社長は、私を「雑草魂、商売の天才」と称してくれました。
雑草とは失礼な笑😆
まー、その通りだけどね。
確かに総合商社の社員たちがエリートなら、私たちは野に生える雑草でしょう。
株式会社設立後、
年商の成功の目安は1億円。
私の会社は、役員を除く15人で年商3億6000万。(2年目の決算期)。
粗利益は驚異の約6割です。
時給800円、倉庫番のアルバイトだった私は、起業の成功によって、会社取締役として月収80万。夏の役員賞与で240万という夢を手にしました。
念願のBMWを購入したのはいかにも自分へのご褒美でした。
そして、タイムカードなし、残業なし。夢のような世界に、呼吸をしていました。
他の社員さんたちもまた高給に満足して頂いていました。笑顔が絶えない毎日がパーティーです。
とある日、成功を納めた我々は学習院大学付近の目白のバーを貸し切った打ち上げの飲み会で、社員一同が大爆笑したこのエピソードは、和やかな職場環境と共に、私たちの努力が実を結んだ瞬間を象徴しています。
このように、労使間の透明性と対話を重視することが、企業の成功にとって非常に重要であることがわかります。私の経験を通じて、多くの人々にこのメッセージが伝わることを願っています。
読者の皆さんに対して、労使間の協力の意義を強調し、具体的な行動を促すことができるでしょう。
アドワールド株式会社
常務取締役 早川怜
肩書きは当時のものです。
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