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ナパ バレーの熱気球ツアー
ナパ バレーの観光の一つとして気球ツアー(Hot Air Baloon Ride)があります。早朝、熱い空気を孕んだ気球に乗ってふうわりと浮かび、上空からナパ バレーのぶどう畑を見下ろすのです。僕はまだ乗ったことはありませんが、考えてみるとちょっと怖い気もしますね。
(画像は Visit Napa Valley から)
この写真に見入りながら、気球がゆっくりと移動するのを想像するだけでもワクワクします。ぶどう畑は、ご存知のようにぶどうの木が縦列に並んでいて、まるで整頓された本棚のような印象がありますね。そこにはいろいろな情報が詰まっているのでしょう。ぶどうに限りませんが、農作物の栽培をするにはその品種に関する情報ばかりではなく、土壌や地形、気象、気候などの情報を把握しておく必要があります。畑はその情報の宝庫です。また、かつては広大な一つの畑だったものが、土壌の質によって区分けされたり、畑のオーナーの栄枯盛衰を物語るように分譲されたり、そこに歴史を読み取ることもできるでしょう。
ということを考えていたら、驚きの情報が入ってきました。どこやらのイベントで、101組のカップルを気球ツアーにご招待というのです。こういうのはたいてい売り込みのマーケティング、よく引っ掛けられるので要注意ですね。じっくり読んでみると、新たに市場に参入してきたブランド(”101 North” というネームだそうです)の販促イベントです。大元はビールの大手で、だったら資金的余裕はありそうだな、このイベントもまやかしではないだろう、ということでさっそく応募しておきました。万が一当たったならば、大空からの写真と共にレポートしますので、期待半分お楽しみに。何しろ高度が 2,500フィート(762 m)まで上昇するそうですが、これはナパ バレーを囲む山並みの最高峰に匹敵する高度です。さて、楽しみが増えました。
それはともかく、写真をもう一度ご覧ください、東に向かってナパ バレーを見晴るかす朝焼けです。それから地上に白く広がっているのが朝霧、写真の右側奥にはサンフランシスコ湾があって、そこから流れてくる霧、これがナパ バレーの朝夕を低温に保ちます。やがて昇るのはカリフォルニアの太陽、容赦なくぶどうの木に照りつけて果実の成熟を促してくれる、ナパ バレーのワインの秘密はここらにあるのですね。