秩父で乗馬&キャンプ&キャニオンスイング(#36,37)
猛暑の中、秩父にでかけた話
2020年。それは日本中が猛暑に襲われた夏でした。みんな夏の情緒を楽しむというより、ひたすら暑さに耐え忍ぶような日々が続いています。
そんな真夏日の中、わたしは電車に乗って秩父に向かっていました。
秩父の魅力について
秩父は埼玉県の北西部にある、人口約6万人の町。
川や山に恵まれた秩父では、「荒川のライン下り」「カヌー」「登山」などの自然のアクティビティを楽しめるが特徴。
今回、わたしは土日休みを使って、秩父で「乗馬」「キャンプ」「キャニオンスウィング」という、3つのアクティビティを満喫する「ひとり秩父旅」にでかけました。
馬の背に乗っておさんぽ。乗馬体験
東京から2時間ほど電車に揺られ、そこからさらにバスに乗って40分。到着したのは牧場「クリオステーブル」です。
周りは深い森。場内では一頭の馬がのんびりお散歩しています。
牧場クリオステーブルの特徴は「カウボーイ」が案内する乗馬を体験できるのだそう。準備ができたら、早速馬に乗ってみます!
鐙に足をかけて鞍をまたぐと……するんと体が馬の上に収まりました。
カウボーイの犬木さんが乗る馬に引かれながら、公道をお散歩します。
乗馬は二度目だけど、やっぱり馬に乗るのって気持ちいい!
まるで肩車されているような、不思議な心地よさを感じられます。
景色もちょっと高くて見晴らしが良いし、パカパカと揺れる振動も気持ちいい!
そのまま馬に乗って民家の周辺などをお散歩。畑作業をしているおばちゃんに挨拶したり、空き地で馬に道草を食べさせたり、30分ほどの外乗体験を満喫しました。
ツアーの最後、インストラクターさんは馬を軽い速歩で歩かせたら、体が上下にブンブン振り回されて、鞍からスッポ抜けるかと思いました。
ちなみにこの乗馬体験で、わたしの「アソビューの利用回数」は100回を越えました。(今までは温泉や水族館などのチケット施設もカウントしてた)
5年間で100回のアクティビティを体験したわけで、なんだか感慨深いものがあります。
体験が終わると、わたしは山道を40分ほど歩いて「山間の里キャンプ場」へ行きました。
この日は全国的に猛暑日の警報が出た日で、山間にいるのにものすごく暑い! 汗だくになりながらテントを設営します。
「暑い……」
あまりの暑さに何もすることができず、テントで昼寝。
外ではアブラゼミとミンミンゼミ、そしてひぐらしのトリオによるセミの大合唱が続いています。その音色は深夜まで続きました。
次の日
朝5時起床。
午前8時。テントを引き払うと、山を降りてバス停まで歩いていきます。
バスに乗って西武秩父駅に戻ると「秩父祭の湯」で入浴。
昨日、一日汗だくで過ごしたから、風呂がメチャクチャ気持ちいい!
特に露天風呂。夏の日差しと吹き抜ける風が心地よくて、いつまでも入っていられそうです。料金はタオルレンタル込みで1,330円。安い!
お風呂を出るとフードコートで昼食。秩父名物のわらじかつをいただきます。
ザクザクの衣としっかり味の染みたカツがおいしい! 身が薄いから食べやすいし、脂身も少ないので夏バテ気味でもおいしくいただけました。
今は日曜日の昼過ぎ。お腹はいっぱいだし、眠たいし、明日からバイトあるし、もうこのまま帰ってしまいたい……
でも最後の用事があるので、わたしは電車に乗って「三峰口駅」で降りると「秩父ジオグラビティパーク」へ向かいます。
秩父ジオグラビティパークって?
「秩父ジオグラビティパーク」は2019年に「日本初の重力系アクティビティパーク」としてオープンしたアクティビティ施設。
高さ50mの吊橋を歩く「キャニオンウォーク」や、渓谷をブランコでスイングする「キャニオンスイング」など、荒川の渓谷を舞台にアドレナリン全開の遊びを楽しめるのです。
「なんだありゃ……」
橋の上を通ると「キャニオンウォーク」を体験している人たちの姿が見られました。空中に架けられた吊橋を歩く光景、まるでクリフハンガーの世界だ……
わたしがこれから体験するのは「キャニオンスウィング」という体験。
ブランコに座り、高さ57mの渓谷から振り子のようにぶん回されるという、絶叫間違い無しのアクティビティです。
受付を済ませ、ハーネスを着用すると、ジャンプ台へと案内されます。
どうしよう、今更だけどすごく怖い。心の準備、まったくできてない!どうしよう、今更だけどすごく怖い。心の準備、まったくできてない!
キャニオンスウィングをやることを決めたのは体験の2日前のこと。乗馬を体験するついでに予約したので、キャニオンスイングをする覚悟を全くしていなかったのです。
わたしの心配をよそに、あれよあれよとスイングの準備は進んでいき、ついにわたしはブランコに座った状態でジャンプ台へと案内されてしまいました。
わたしがブランコの上から見た荒川の景色がこちら。めっちゃ高え……めっちゃ怖え……! 「落ちたら死ぬ高さ」なんてレベルじゃない!
(それにしても、荒川ってすごくキレイだなチクショウ!)
荒川の透き通った流れは、恐怖心を少しだけやわらげてくれました。
変な話、これだけ川がキレイだと「事故が起きて川に落ちてもいいや」と思えてしまうのです。
「それじゃあ行きます! 3,2,1,バイバーイ!」
わたしの体は空中に投げ出され、地上へと落ちていきました。
全身が宙に浮いて、そのまま落下していくという恐怖。胃がきゅうっと縮んで、吠えるようにブルブルと震えます。
ほとんど体がむき出しなので、吹き付ける風や落下するGまで、ありとあらゆる衝撃が伝わってきます。もう声にならないぐらい怖い! でもちょっと気持ちいい!
ブランブランとスイングが終わると、ウィンチで回収してもらい、キャニオンスイングは終了。まるで水風呂に入ったあとのように、体中の血が冷たくなっていました。
秩父の良さを再確認!
秩父を訪れるのは二度目ですが、やっぱり秩父は良い!
標高がないので、正直言って暑いです。でも、汗だくになりながら田舎で遊び回るのって、少年時代の夏休みを彷彿とさせて、どこか懐かしいのです。
財布置き忘れ事件
バタバタしていたけど、これで用事はすべて完了! 電車で東京へ戻ります。
西武秩父から飯能へ、飯能から池袋に乗り換える時……
「財布がない!」
しまった、財布を落としてしまった。うわー、なんか心当たりがあるぞ。
たしか財布とスマホを同じポケットに入れていて、スマホを出すときにポケットが裏返ったような気がする……?
改札の窓口で駅員さんに話すと、紛失物を扱う窓口を案内してもらいました。
窓口の駅員さんに財布の創作を依頼。彼はパソコンを操作しながら、様々な場所に電話をかけてくれました。
でも、彼の右手に持っているペンが、ぴくりとも動かないな……「メモを取る必要がない」ってことは、見つからないってことかな……
すっかり意気消沈していたら、ラッキーにも
「あなたの財布と思われるものが見つかりました」とのこと。
「財布は飯能駅に落ちていたので、飯能まで取りに行ってください」
「有料で郵送してもらうこととかは無理ですか……?」
「無理ですね」
「わかりました、ありがとうございます!」
というわけで池袋と飯能、片道50分の道のりを往復して、財布を取りに行きました。
こうして秩父の冒険は終了。家に帰ってぼーっとしていると、「これでアソビューの利用回数が100回行ったのか……」と、感無量になって思わず涙が出てきました。
まだまだ結果は出せていないけど、この5年間のインプットがいつかきっと役に立つはず。そんなことを考えながらこのnoteをまとめています。
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