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おにぎりと私②

食べ物に関する私自身の思い出を……                                                                       とのことで最初の食べ物はおにぎりに関するお話。

前回①では初めてのおにぎり作りに関するエピソードを紹介させてもらった。
今回はおにぎりが私の青春の一部だった話である。

小学生の頃から大学に入るまで陸上をやっていた。
日々の練習前後はもちろん、消化が良くすぐに食べられるおにぎりは大会の日も大事で欠かせないものだった。

おにぎりやお弁当はいつも母が用意してくれていた。
朝早く5時過ぎに家を出る日も、体重増加のためにお弁当の他に捕食としておにぎりを4つ食べていた日も欠かさず。
しかも味に飽きないようにそれぞれ具や味付けを変えてくれていた。

練習で辛い時があった日も、仲間と喧嘩した日も、悩みや不安に潰されそうになった日も、ふざけあって楽しかった日も、大会で良い結果が出たときも、母の作ってくれたおにぎりはいつもいつも私を支えてくれていた。
当時はわからなかったが、振り返ってみると青春の一部だった。いや、一部どころか根幹なのではないか?

先日久しぶりに母のおにぎりを食べてそんな思いがふと浮かんだ。そして母に「ありがとう」と伝えた。

やっぱり、母のおにぎりはおいしい。

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