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引退とは〜クロスカントリー選手、宇田崇ニから考える〜

私がHTBカップで涙目になっている裏で、1月29日〜31日までの3日間

クロスカントリーの選手たちは世界選手権の切符をかけて、激闘を繰り広げていました、

コロナ禍と雪不足で試合がなくなり、大きな試合としてはシーズン初戦。

それが全日本選手権であり、世界選手権の代表選考会でした。

クロスカントリー競技の全日本選手権が開催されたのは、新潟県十日町市。

スプリント、マススタートクラシカル、パシュートフリーの3種目を3日間に分けて行い。

3日間の総合順位が2位以内に入ると世界選手権に行けます。
#出場資格ゆるい
#ワールドカップ遠征している選手は不参加

さて、そこに「引退」した選手が2位に入ってしまいました。

それは「宇田崇二」という福井県の選手です。

年齢は一個上ですが

大学の同期のスキー部です。

奥さんも大学のスキー部の同期です。

高校までインターハイ6位入賞程度で大した選手ではありませんでしたが

大学で才能を開花させ、4年生の時に世界選手権代表に選出。

ワールドカップでは中々戦えませんでしたが

日本のタイトルを総ナメし。大学卒業後も自衛隊に入り選手をしていました。
#クロカンは自衛隊が一番競技に集中できます

日本では勝てるものの、世界とは戦えず

そんな成績に嫌気がさし、地元福井国体終了とともに引退。
#引退レース優勝

特別支援学校の教員になり、国体を中心にレースには参加していました。。

引退してからも年に1度、下川町の試合であっていました。

練習時間は福井県連の合宿と年末年始程度

そんな中、国体で優勝したり、全日本選手権でトップ10に入ったりと

レースを荒らし続けていた宇田崇二。

初戦のスプリント競技の身体の動きを見て、もしかしたら行っちゃうんじゃないかと思っていました。

そんな思いと「そんなに甘くないだろ」という思いがぶつかり合ってこのツイート。。。

そして最終日、遂に世界選手権の出場資格まで獲得してしまいました。

クロスカントリー競技は、当然体力が必要な競技。

継続的でハードな持久系のトレーニングが必要です。
#世界一きつい

そんな過酷な競技で、3日間走りぬき

実業団や大学生を突き放して、オリンピック2大会連続出場中の

吉田圭伸さんとデッドヒートを演じました。
#意味がわからん

引退とはいったいなんなんだと考えさせられる出来事でした。

成績に追われず楽しく走る、できる範囲で技術を追求するというのは、思いもよらぬ力を発揮するみたいです。

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