北京五輪 ノルディック複合 団体戦 プレビュー
ラージヒル個人戦から中1日。
ノルディック複合選手は2連戦,3連戦を平気でやってのけるので
ダメージはあるとはいえ,普段よりはタイトなスケジュールではないのかもしれません。
心配なのは標高によるダメージですが,タフな選手たちばかりなので
また,すごいレースが観れるかもしれません。
展望
ノルウェー,ドイツ,オーストリアの3強がどうやってメダルの色を争うか
そこに日本がどうやって食らいついていくのか,というレースになります。
失格等のアクシデントがなければ,フィンランドやフランスが絡んでくるのは難しいです。
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3強のメンバー選定,ノルウェーのRiiber,ドイツのRydzek,オーストリアのSiedl
ジャンプが得意でクロカンにやや不安のある3人。
ラージヒルの個人順位は全員上位にきましたが
団体戦のメンバーから外されました。
集団での走りができないため,独走力での力でメンバーを決めるという作戦できました。
個人戦は10キロ,走力のある選手は達は前半の5キロはためて
後半で一気にタイム差を縮めてきていました。
団体戦は5キロ。どのようにペースをマネジメントしていくのかに注目です。
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Riiberがいないので本命はドイツと言いたいところですが
隔離明け起用されたFrenzelはかなり厳しいレースになるはずです。
個人戦で隔離明けだったRiiberとIlvesは走りで精細さを書いていました。
2大会連続の金メダリストの調整力,引き出しに注目です。
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優勝はノルウェー予想にしておきますが
個人的に,GeigerとGraabakのマッチレースを見たいです。
マッチレースとなれば,GeigerのロングスパートとGraabakのスプリント
どちらが勝つのかわかりません。
日本チーム
日本チーム,今回も谷地宙を外して永井秀昭さんを起用しました。
一応走力重視の布陣です。
全員の会心のジャンプが必要ですが
特に,1番手の渡部暁斗さんのグループトップ
3番手の永井秀昭さんの粘りのジャンプで
とにかくジャンプで大量リードを奪うほかありません。
当然,山本涼太と渡部善斗さんもHSジャンプが欲しいですが
ジャンプ得意な選手がいるので,このグループでは大きなリードが見込めません。
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後半は一生懸命走るしかありませんが
走力勝負では劣るのでマージンを持ったままでの
渡部暁斗さんへのリレーが求められます。
とんでもないレースを連発させた,張家口のコース。
今度はどんなレースを見せてくれるのでしょう。。。