X100Fにネコさんが近づいてくれた日⑴
フォトプロジェクト6日目です。今回は地域猫さんのアップから始まります。
⒈地域ネコさんが近づいてきてくる
いつも地域ネコさんたちがエサをもらっている時間帯だったからか、松山城に登る道にいた地域ネコの1匹が近づいてきました。この日は撫でさせてくれました。最終的にはエサをくれないんだと分かって離れていった感じでしたw。
⒉山道に注ぐ西陽に魅せられる
夕方前なのもあって、この日は松山城に続く山道に、木々の間から降り注ぐ西陽がキラキラしていました。
左に続く道と、縦に伸びる木々のライン、木の幹に当たった西陽の構図が印象的な一瞬です。
⒊何でもない景色に構図を見出す
登山道を一歩離れると落ち葉が広がった林のような風景です。横に広がる落ち葉と縦に伸びる木々の縦のラインが対比的な構図を見つけました。
目の前に広がる、何でもない情景に対して、光と影、ハイライトとシャドウのそれぞれの様子を少し眺めると、構図が見えてくるのが楽しいです。いつも↑の落ち葉の場所は登る度に見ていますが、この日は構図に見えました。
⒋文脈の見える写真
↑の写真は、西陽が右の方から差し込んで(わざと少しフレアを出して)、階段になった山道に差し込んでいる瞬間です。その西陽は木々の影によって階段のラインが横なのに対して、木々の影が斜めになっていて、そのラインが交差して面白い光と影の様子です。
大体、このフォトプロジェクトで撮っている写真はしっかり絞ってF8ぐらいで撮っていますが、この写真はF2で撮りました。目の前の、西陽と一瞬重なった葉っぱとその背景に距離感を持たせ、木々の中にいる立ち位置を伝えつつ、西陽が葉っぱと重なり合う瞬間に、誰も気づかない美みたいなものを感じたからです。
X100Fのフォーカスはこういう場面では迷ってしまって、特に焦点を当てたい葉っぱが動いている時など特に。そういう時は瞬時にマニュアルフォーカスに切り替え、ファインダーで焦点が当たっている部分を拡大し、距離計を見ながら調整し、葉っぱにフォーカスがくるように調整してシャッターを押します。
⒌石垣と木々の様子に構図を見出す
登り始めからニャンコと戯れたり、山道で西陽に見せられたりして、登るのがゆっくりでしたが、やっとお城の門の前まできました。
山道を登ってきて、この場所にベンチがあるので、そこで休んで汗を拭いたり、水を補給したりするのですが,今日はこの目の前の風景が構図に見えました。木々の枝と石垣の自然のフレームに囲まれた構図です。
そういう気分で眺めていたら、↑の構図を見つけました。写真真ん中の石垣に部分的に西陽が当たり、ハイライトとシャドウが分かれ、石垣が3層のレイヤーになって見える構図です。こういう構図を探りながらの撮影だと、もしかしたらX100Fの35mmでは足りないかも、と思う瞬間もあります。
石垣にしっかりと立つ、松と石垣、石垣に伸びた影と人のシルエット。これを1枚に入れてみました。改めてみてみると、手前の石垣につたう植物の様子が少しラピュタっぽいですねw
⒍西陽をたくさん浴びる松
ここに松を植えた職人の方は、数十年後、この松が大きくなって、もっと雄壮な姿でこの場所に立って、松山市街地と瀬戸内海の遠景が見える絶景を想像されたのかもしれません。いつも晴れの日、この松が浴びている西陽と松山市の市街地の風景が好きです。
⑵につづきます。
今回の写真をリールにしました。
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