X100Fと早咲きサクラ⑴
3月末、早朝に松山城に登ってきて、早咲きのサクラに出会いました。
⒈朝日のこぼれてくる場所
松山城にてフォトプロジェクトに取り組み中で、その一環でお城にまた行ってきたのですが、早咲きの桜が咲き始めていました。目の前にすると桜の魅力には勝てず、自然と桜の写真が多くなってしまって。そうならもうそういう写真を撮ろうと思ってフォトプロジェクトから少し離れて楽しんできましたw
ここは、二の丸史跡庭園の入り口から少し松山城に登る道に向かっていったところにある、私の好きなスポットです。天気が良ければ、夕方はこの石垣の対面から光が差し込んできますし、朝は朝日の光が落ちてくる、こぼれてくる、ようなところで、影もしっかりつくようなところなので、ハイライトとシャドウで被写体の見え方が変化して撮ってて楽しい場所です。
年季の入った石垣と下に生えた苔、それと対照的な朝日を浴びた早咲きの桜が、ドラマチックに見えた瞬間でした。
⒉石垣の淵からあふれる朝の光、そして散る桜。
松山城の山頂広場のすぐ手前の辺り、登り道の最後の辺りです。ここに、石垣の前に桜の木があって、ここは早咲きみたいでもう散り始めていて、山道に桜の花びらがたくさん落ちていました。
登りながら仰ぎ見ると、石垣の淵から溢れ出す朝の光と、その光に照らされた緑と桜が、かわいい色でした↑。この時、撮影中も桜はちらちらと上から落ちてきて、気持ちいい時間でした。
朝の光を浴びた桜の花の色がとても可愛くて、もう一歩奥へ、近づいてみて。
朝日と石垣、桜と緑と、ここでしか見られない情景に出会えました。
⒊ヨウコウと朝日
⒉↑の写真の石垣を回りながら少し登ると、天守閣に続く門の前に少し広場があります。
いつもそこは登ってきて休む場所なのですが、そこにヨウコウ(陽光桜)が数本植えてあって、満開?でした。いや、すでにピークは過ぎたのかな。
目の前いっぱいに広がるピンクの花びらに、注がれる朝日がバックライトになって綺麗でした。もりもりしてますw
朝日をめいっぱい入れてみました。
輝く朝日とヨウコウの花の触れ合うところに惹かれて撮った一枚です。ハイライト側に露出を合わせていますが、シャドウ側を後から編集してもいいかもしれない1枚かなと思います。はっきりじゃないですが、朝日の周りが花粉光環っぽいです。天気が良かったので、花粉はいっぱい飛んでいたかと思います。
ヨウコウを撮っていて、少し離れてみると、手前の白い桜も少し咲いていて、その根元に小さな桜を発見しました↓。
小さな桜の花びらも朝日をしっかり浴びて気持ち良さそうですw
⒋上から見下ろすヨウコウと街
⒊のヨウコウを撮った場所から少し登ると、市街地が一望できる場所に。
さっきのヨウコウを見下ろしてみました。背景に朝日で照らされた市街地も広がり、気持ちのいい景色でした。遠景を見るとだいぶ霞んでいます。
朝日が写真左から(東の方角)から差し込んできて、ヨウコウの上の辺りと、緑の木々を照らしています。反面、市街地にはしっかり朝日が満たされていて、対照的な光と影が見える1枚です。光と影のドラマが1枚でいくつも見える写真が後から見返しても色々発見があります。
⒌山頂広場へ
天守閣のある山頂広場に入る前の、門。そこにかかる桜の木が朝日を浴びてとても気持ちよさそうだなと思って近づいてみました。
ここの桜は、この時は咲き始めでした。全体的にまだまだお花は咲いてなかったのですが、それが逆に、“朝日を気持ちよく浴びる桜の花”という瞬間を撮りたいと思った私にとっては好都合でした。
朝日が強すぎない程度に、穏やかに、暖かく照らしてくれている表情と、桜の薄ピンクがかわいい瞬間でした。
朝日をもう少し強めに入れてみて。さりげなく写っている瓦の雰囲気もいいですね。写真半分下はシャドウ側に落ち込んでいますが、こういうネガティブスペースを写真の中に取り入れるのが好きだったりします。
X100Fの35mmの画角を生かして、門と底を通る人と桜、朝日を1枚に収めてみました。咲き始めの桜と朝日はとっても気持ちいい感じ。
⒍山頂広場の桜
天守閣を望める山頂広場には、多くの桜が植えてあります。まだこの時は見頃ではなく、一部咲いている桜と朝日と空をバックに。
あと数枚撮ったのですが、それはACROSで撮っていて、また趣向が違ってくるので(このnoteが長くなりすぎる気もしますし)、また次の投稿で書きたいと思います。
⑴と⑵のnoteを一つの動画にまとめました。
SILENT VLOG | SAKURA at Morning | X100F
⒎今回の写真のX100Fの設定
今回紹介した写真は全て、以下の設定で撮っています。Fujiユーザーの方の参考になれば。KodaGold200というフィルムシミュレーションで全て撮りました。Lightroomに取り込んでいますが、編集はしていません。
元のソースページはこちら。