#56 歯磨きの順番、間違っていました。
奥歯は全て治療している虫歯多めです。25歳から20年以上、男性医師一人歯科医院の受診していました。6年ほど前に、かつて根幹治療をしていた奥歯に痛みがあり、再治療を受けた際に、治療の過程で金属の仮歯を入れた日の夕食を食べている時に、アレルギー反応で口内が腫れ上がりました。非常に強い反応だったことから翌日、受診して相談すると、「安い金属だからアレルギー起こりやすい」という?な説明で、無対応でした。この歯についてはセラミックの被せ物をしていただき治療を終えましたが、2度と受診しないことにしました。
その翌年、乳癌が発覚し治療に入りましたが、抗がん剤治療に備え歯科受診をしたかったものの、新たな通院先を探す間も無く治療に入りました。抗がん剤治療を受けられた治療した歯の多い方は共通の体験をされていることと思いますが、治療中は歯の痛みに悩まされます。
抗がん剤治療を受けると、薬の種類にもよるかと思われますが、基本的に薬剤を投与後最初の1週間、抗がん効果に薬剤が働き、その副作用で2週目に白血球が激減します。すると、感染が起こりやすくなりますが、それに加えて、「痛み」が起こることがあります。私の場合には、切れ痔持ちのため、便秘でお通じが遅れたことで、便が硬化し肛門が切れ、暫くトイレから立ち上がれないほどの激痛に見舞われました。
もう一つの痛みは、歯です。奥歯の歯茎、左なのか右なのか、上か下か、一体どこが痛いのか特定できない広がった痛みに悩まされました。当初は口内の細菌繁殖と思い、処方されたうがい薬でうがいをし、柔く毛でコンパクトな歯ブラシを使って丁寧に歯磨きをしましたが、毎回、抗がん剤投与後2週目は、口内の激痛に苦しみました。因みに、切れ痔は座薬を処方いただき、事無きを得られました。
4回目の抗がん剤投与後、激痛に加え発熱も続いたことから治療先の病院へ駆け込み、歯科を受診させて頂いたところ、右上の親知らずとその前の虫歯、抜歯が必要な状態でした。白血球の数値が戻る時期には、それまでは痛みが消えていましたが、この時点で虫歯2本は抜歯していただきました。
抗がん剤治療を完走後、復職し日常生活に戻りましたが、奥歯の詰め物に不具合を感じ、新たに選び出した歯科を受診し治療していただきました。20代と思われる歯科医師ですが、技術も説明も素晴らしく、安心して治療を受けることができました。治療した歯以外で、過去に根幹治療した部分に思わしくないところを見つけてくださっていましたが、今年に入り、痛みを感じる様になったことから、診ていただきました。
すると、過去に根幹治療した際に、針金状のものが根の先端に折れて置き去りになっていることが分かりました。自費の根幹治療を専門とする通院先の院長先生に治療いただき、針金状のものは根に張り付いており、取るためには相当負担がかかることから、放置して治療をしていただきましたが、この治療で快適になりましたので、治癒率95%の自費治療、受けてよかったです。
根幹治療を終えて、被せ物を作っていただくため担当医にバトンタッチする段階で、例の、前通院先で治療を受けた歯に痛みを感じると訴えました。前医の治療に対する疑念を抱いていたものの、結果は、周辺の歯茎トラブルでした。
その箇所の歯と歯茎の間にスポットがあり、数年前から食中食後に食べかすが詰まる悩みを抱えていました。現在の通院先を受診する前は、歯ブラシ+デンタルフロスを使っていましたが、歯間がデンタルフロス以上ある場合には、その間隔にあったサイズの歯間ブラシを使うことをご指導いただき活用してきました。
ブラッシング→歯間ブラシ→デンタルフロスの順で歯磨きをしてきましたが、例のスポットに入った食べかすを、歯ブラシで書き出そうとゴシゴシとブラッシングし、それで取りきれないと歯間ブラシを使う、最後に全体にデンタルフロスを使って仕上げていました。
「詰まったものを掻き出すため、ブラッシングが強くて歯茎を傷つけた!!」と自覚した際に、デンタルフロス→歯間ブラシ→歯ブラシと順番を教えていただきました。
全体から微細な箇所ではなく、微細なところから掻き出し、全体を仕上げる、これこそが歯磨きなんですね。。。皆様もそのようにしていらっしゃるのでしょうか?
ここで、自分のブラシングに対し自信を喪失したことから、これまで抵抗があり使用を避けてきた電動歯ブラシの使用について相談をし、おすすめの機種をお尋ねしました。
「丸型回転で磨ける機種は1つ、Broun の Oral-b 、Pro以上の機種」と即答いただきました。上位機種には、すみずみクリーニングがありますが、付属の持ち運びケースと、押し付け防止モードがついることから、以上にはせず、Pro2に決めました。
到着後、すぐに使っている手応えとしては、手で磨く、を超えることになりそうです。
以上です。