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呼び方

昨日「月曜から夜ふかし」という番組を観てたら、過去に放送したものの再編集版だった。
その中で、子供の時にやった遊び。数人で集まり、両手を胸の前くらいに出して言った数と立てた親指の数が揃うと片方の手を引っ込める。
それを繰り返して最後まで残った人が負けという遊び。と、説明すれば分かってもらえるだろうか。

僕の地域での呼び方は「いっせーのせ」
ゲームする時は「いっせーの1!」と数を言う。
「いっせーのせ」という言葉自体も標準語なのか方言なのか分からないけど、地域ごとにこのゲームの呼び方が違っていたのを観て、全国共通の呼び方ではないと思っていたのは正解だったと確認できた。

こういうものの呼び方って、周りに関東以外の出身の人が少ないし、いたとしても、「いっせーのせ」をやる真似しながら、
「これ、何て言ってました?」
って、わざわざ訊くほどのことでも無いし。

「いっせーのせ」を人生の中で一番、やったのは多分、高2の球技大会の日。
敗退すると、授業もなく教室待機だったので、マンガを持ち込んで読んだりしてたけど、飽きて誰かがやろうと言い出した。
何も賭けたりしなかったのに、単純なものほど白熱するもので教室待機に飽きた他のクラスメイトも巻き込んで12人同時プレーとかした。
ここまで、人数集まると一回でも揃う方が奇跡ですごい盛り上がった。
何で、あそこまで盛り上がったのか、どうしてあんなに集中力が保てたのか今では不思議だけど。

12人から3人。3人とも片手の状態まで減ったとこで、自分の番になった友達が、

「いっせーの8!」

と、言ったのを覚えてる。
パニくってたのか、皆で大笑いした。
皆がそいつをバカにしながら笑う中、友達の1人が、

「深いな」

冷静に言っていて、むしろ浅いだろと思わされたのも覚えてる。

僕ら男子が「いっせーのせ」で盛り上がってる間、クラスの女子一同が僕らをゴミを見る目で見てたこともワンセットで、この時の思い出。

ジュースが飲みたいです('ω')ノ