従兄と表情
社会人になってすぐの頃、法事で母の田舎に行くことに。
母方の従兄弟たちとも久し振りに会い法事の後、お昼を食べながら近況を聞いたら従兄はボチボチだよ。と、
従兄は具体的な話はしなかったが叔母さん曰く、ノルマが厳しく達成はしてるけど大変らしい。
僕は社会人になってすぐだったので、ノルマがある営業って大変だなとしか思えなかった。
食事を終えて、叔父が手配してくれた宿泊先のホテルに行き、荷物を部屋に置いてお土産などを見に行くと、ロビーのソファーに従兄が頬杖をついて座っていた。
思い詰めているような表情だったので心配になり声を掛けたら、
「気にしなくて大丈夫だよ」
そう言ったが、大丈夫そうには感じなかった。
でも、しつこく言うのも何だしと思い大浴場があったので、あとで一緒に入ろうと約束し部屋に戻る途中、母に会った。
従兄は元々、無口な方だけどさっきの姿は仕事のことで悩んでるんじゃないかと心配になり母に従兄の様子を話すと、
「ああ、キーを部屋に置いたまま出てきちゃってホテルの人に頼んだみたいよ」
だった。
あの神妙な面持ちは部屋にキーを忘れて入れないのがバレるのが恥ずかしかったからっぽい。
心配した気持ち返せよ。
ちょっとイラっとした。
父方の大阪の従兄弟なら、いじり倒すけど母方はそういうタイプじゃないので、いじらずにスルーした。
その後、一緒に風呂に入った帰り、部屋に入ろうとしたら3~4部屋離れた従兄が「あぁっ」と声をあげ、膝に手をついてうなだれていた。
また、やったんだろう。
ガン無視して部屋に入った。
今日の夢に従兄が出てきたので従兄との思い出で一番、印象に残ったことを今日のnoteに。
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ジュースが飲みたいです('ω')ノ