コミックボンボン廃刊を今さら知る
子供の頃、読んでいたコミックボンボンが廃刊になっていたことを今日、知った。
廃刊になったのは2007年なので、
「いまさらにも程がある」
という人が多いんだろうけど、まったく知らなかった。
廃刊になった理由はウィキペディアによると、編集長の迷走っぽい。迷走というか判断ミスか。
男子ならコミックボンボンとコロコロコミック、どちらか。もしくは両方買った経験があるのでは?
僕もその一人。
小学校3~4年当時、クラスの大半はコロコロを買い、僕もコロコロを買うことが多かったが表紙にガンダムがあった時だけ、ボンボンを買っていた。
友達と本屋に行った時、ガンダムが表紙のボンボンが欲しかったけど、ボンボンを読んでいるクラスメイトがいなかったので、友達の前でボンボンを買うことにためらいがあり、
『今、お金持ってないから今度、買う』
と、コロコロを手にレジに行こうとする友達にはコロコロを買う風を装い、友達と別れて家に帰る途中に本屋に再度、寄ってボンボンを買うというエロ本買うかのようなフェイントをしていた。
友達の中でボンボンを買っていたのは違うクラスの地主の息子で小学生ながらお小遣いが毎月1万円。1万円でも足りない時はおじいちゃんに泣きつくと追加のお小遣いがもらえるというバブリーな奴しか買ってなかった。
そんな小学生から見たらイーロン・マスクばりの財力を持つ奴が読むボンボンを友達の前で買うと異教徒または邪教徒扱いされるのでは?と、なんか怖くて買えなかった。
ボンボンを買う人は少数派というイメージが当時の僕にはあったけど、ガンプラブームの頃はボンボンの方が売れていてマンガ雑誌の主流だったらしい。
時代は変化するというか、ニーズが変化していくという方が正しいのだろうか。
ボンボンが現在、存在しない。
日本がワールドカップでドイツ・スペインを撃破に次いで、今年3番目の驚きかもしれない。