誕生日と似たもの夫婦
明日は誕生日。
祝われる歳でもないけど。
数年前、母から留守電が入っていて聞いてみると、
「誕生日おめでとう。
あなたのその歳は、これまでに学んだこと経験したことをこれからの人生に活かすためにどうするかを考える歳です。
良い人生を送ってください」
と、残されていた。
自分の親ながら良いこと言うなと思った。
ただ、誕生日は16日。電話が来たのは18日。
2日過ぎている。そして、母の言う「その歳」は来年の誕生日を迎えないと来ない。
2日遅いのか363日早いのか判断に迷った。
母に折り返し電話して誕生日過ぎてることと年齢を間違えてることを言うと、
「あ、ホント?ごめん、興味ないから間違えた」
そう言われてガチャ切りされた。
それから10日して今度は父から電話が来た。
誕生日だったよな?と。
10日過ぎてたが男親って、こんなものなのかと覚えていてくれているだけで良いのかなと電話してきてくれたことにお礼を言った。
すると、父からいくつになったと訊かれたので答えると、
「え?そんな訳ないだろ。お前は自分の歳も覚えてないのか」
って、怒られた。
『自分の歳を忘れる歳じゃないし、それを言うなら、そっちこそ息子の歳くらいは覚えおけ』
「親に対して何だ、その口のきき方は」
『だから親って言うなら、誕生日は覚えとけよ』
久々に話したのにケンカになってしまった。
似たもの夫婦と言う言葉があるが、この言葉は離婚しても有効なんだな。
そう思わされた。
あの人たち、今年は覚えてるだろうか。
忘れてても良いけど。
それにしても、誕生日を誰よりも最初に祝ってくれるのが登録しているサイトからくるお誕生日割引クーポン等のお知らせメール。
前なら、寂しく感じたかもしれないが今は何とも思わない。
慣れとは恐ろしい。
ジュースが飲みたいです('ω')ノ