ちょっと嬉しかったこと
昨日、仕事帰りにスーパーに寄り、入り口で傘についた雨を落としてると、店から出てきた60代後半か70代くらいのおじいちゃんに、
「買い物の時に雨が降ると嫌だよな」
唐突に言われた。
知り合いではないので少し驚いたけど、
『そうですね』
と、返すと、おじいちゃんは自転車の鍵を外して、
「こういう雨が一番、濡れるんだよな」
空を見上げながら言い、
『自転車だと霧雨が一番、鬱陶しいですよね』
って、返すと満足したように笑顔でうなずいて手をひらひら振って帰っていった。
知らない人と話すって、いつ振りだろう。
レジ袋有料化という余計なことをしてくれたお陰で、
「袋どうなさいますか?」
『大丈夫です』
という、会話をすることになったけど、これは“ 確認 ”なので会話かというと違う気がするし。
人見知りの人は誰かに話しかけられるって苦手だろうし、知らないおじいちゃんと話して何が楽しいのか。と、思う人もいるだろう。
迷子っぽい泣いている子供に話しかけるにも、
“ 周りに変な目で見られたり、親が来て誤解されたらどうしよう ”
と、子供のことより自分の保身が先に頭をよぎってしまう今の時代ならなおさら。
内容のない会話だったけど、人との距離を置くことが正しいみたいなご時世に知らない誰かと他愛もない話をしたことが何だか嬉しかった。
ジュースが飲みたいです('ω')ノ