校長先生
昨日、小学校の時の出来事を書いた
その中で、僕の入院中に全校集会で校長先生が、
「ユリアン君の真似をしないように」
名指しで全校生徒に注意してたことも書いたが、校長先生はバカ代表の僕のことも気遣ってくれた。
今は知らないけど当時は授業を終えた後の放課後、学校内で生徒が怪我をしても保証の対象外だったが、
「放課後であっても生徒が校内で怪我をしたのは学校の責任」
教育委員会だかで入院費用の保証をすべきと掛け合ってくれて親が掛けてた保険以外に学校からもお金が下りた。
担任から母に連絡が来て、退院後、担任に連れられて校長室に行き、お礼とお詫びをしたら、
「もう大丈夫?もうあんな危険なことしちゃいけないよ」
と、笑顔で注意で済ましてくれた。
担任から校長先生に感謝して2度とバカなことをしないよう念押しされた。
入院費用は保険でペイ出来て、校長先生のお陰で学校から頂いたお金で我が家にテレビが1台増えた。
1年後、5年生の持久走大会。
当時、僕は足が遅く順位は下から数えた方が早かった。
そのことを同級生がいじり、そいつは足が速いのにわざわざ並走してきて、
「え?これ全速?嘘でしょ?本気見せてくださいよ~」
学校の外を走ってる間も隣でずっと煽ってきた。
そいつはずっと同じようなことを言い続けてたが、
「あぐっ」
という声と“ カーン ”という金属音と共に視界の片隅から消えた。
そいつは横にいる僕の方だけ見ていて、前を見ていなかった。
そのせいで“ 止まれ ”の標識のポールに顔を強打して崩れ落ちた。
バカだ。と思ってたら、
「君、大丈夫か!」
その交差点で見守りしてた校長先生が飛んできた。
そいつの「大丈夫です」という声が聞こえたけど、
「動いちゃダメだ。〇〇先生!〇〇先生!」
校長先生は進行方向にある交差点で見守りしてた保健の先生を呼んだ。
そいつは途中棄権となった。
翌週の月曜日の全校集会。
校長先生のお話は「持久走大会お疲れさまでした」と、
「前を見て走りましょう」
だった。
校長先生は大変な仕事だと思う。
ジュースが飲みたいです('ω')ノ