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一番の素人は…

数日前に炎上していた二郎系ラーメンの店主の“ クソ素人 ”発言。
店主は謝罪したものの、本部は屋号を外させるという処分を決定したらしい。

飲食業って、素人相手に商売しているんだと思ってたけど、この人は違ったのか?
て、言うか、どんな商売も大半は素人が相手だと思うんだけど。

来る客全員が美味しんぼの山岡さんみたいに御託を並べる店主に対して、

「これが二郎系だって?湯切りのタイミング、スープの灰汁の取り具合、トッピングの味付け、注文からラーメンを出すまでの時間、何もかも素人以下の仕事じゃないか」

って、言い出して、それに店主が反論したところで、

「一週間、俺に時間をください。俺が本当の二郎系ラーメンを食べさせてやりますよ」

こんな展開になるのが希望なんだろうか?
こっちの方が遥かに面倒くさいだろう。

こだわりを持つのは良いと思うけど、マイナールールを誰もが知ってる常識と思うのは勘違いが過ぎる。
自分の常識、他人の非常識って、ヤツだ。

初めて行く店の注文方法や用語は、それを知っている内側の人だけで通用するのだから、初見で分かる訳がない。
来るなら、事前に調べとけと言われちゃうかもしれないけど、事前に注文方法などを調べなければ食べられないラーメンって、庶民の食べ物じゃない。
かしこまらずに気軽に食べられるのがラーメンの魅力であり、強みだと思っていたけど、違うのか?

質問されたりするのが嫌なら、一言さんお断りか会員制にすればいい。
これなら、気に障る質問や注文をされることもないので、心穏やかに商売できただろう。
本部が認めるかは分からないし、排他的な方法でもあるので、二郎系ラーメンは時間の経過と共に廃れていってしまうだろうけど。

客に媚びる必要はないけど、客をディスるのは、もっと必要ない。

ラーメン屋としても。商売をする人間としても、屋号を外されることになった店主が、今回の騒動の登場人物の中で一番の素人だったと思う。

ジュースが飲みたいです('ω')ノ