守屋 澪

着物が好きです。書くことと、時々夫も(笑)…かな。

守屋 澪

着物が好きです。書くことと、時々夫も(笑)…かな。

最近の記事

ずうっと

今はあの人の 元にいるあなた わたしもほかの人の そばにいて 同じ朝を 違う景色で 見ているの 目をつぶったら 原風景が見えるわ まっすぐな朝の光が 二人を照らしているの ずうっと ずっとずっと 陽が沈む海の 夕映えは素敵 黄昏の恋だけど ピュアになる 藍と茜 黄金色に 染まったの 目をつぶったら 別な世界に飛べるわ 日焼けした二つの腕に 抱きしめられているのよ ずうっと ずっとずっと 夜が満ちてゆく 深い闇も好き 星さえ出ていれば 怖くない やせ我慢を するほど時は永く

    • ミチクサ

      時に縛られるのはもう嫌なんだ だってわたし 歩き始めている 若葉マーク付きだけど きついカーブを曲がると 見えてきた 沢山の色の光 時には流れに抗いながら また時には流れに身を任せながら このまま歩いて行きたいの 漸く見えてきたわたし達の道 ミチクサしながら 二人でね 守りたいものがあってわたしがいる 人生って たった一度なのさ 選ばない時はない 真っ直ぐも右左も 一瞬で 過ぎてゆく季節たちに ありがとうと言う心を持って また時には流れに身を任

      • 近くて遠くて

        フルサトと 呼べるものたち ハラリと 捨てたら 悔やむかもと 思ったら 意外なの 今のわたし そう 一人じゃないの 飛び切りじゃないけれど 少し温かい 居場所を見つけたの 重たかった 旧いシガラミ 心の クサビを 解き放したら 消えてった 思いきり 深呼吸 そう さみしい日々は 長かったけど去りゆくの 今までのぶんも これからは一緒に そう あなたに会えて 次のステップ踏めたの 色々あるけど 諦めないでいて

        • 慈悲の愛

          もう逢えないと 言うこと 知ってはいるけど 悲しいな だってあなたは 遠い空の 星となって 輝いている あれからわたし 少しだけ 強くなったの 心の底には 優しい 言葉の 温もり 忘れられない 慈悲の愛 夢をたくさん 見ました 色んな人にも 会いました だけど涙が 溢れそうな 夜になると 思い出すのよ あれからわたし 少しだけ 大人になったの 導いてくれた 出逢いの 不思議の カケラに 抱えきれない 慈悲の愛 あれからわたし 少しだけ 自由になれたの 今日も明日も 生

        ずうっと

          自家製サングリア

          夏の足音が近づいている様な昼下がり。 そんな日には、サングリアが飲みたくなります。 新鮮な果実も良いですが、わたしはドライフルーツを漬け込んだサングリアにハマっています。 赤ワインのも好きですが、サングリアの時は白ワインに、浮気したりもしちゃいます。 パイナップルのドライフルーツを入れるのがポイントです!

          自家製サングリア

          明日のわたし

          深呼吸しても 見えない明日 心とカラダは 反比例して 前に向かって 歩けない 季節は足早に 過ぎてゆく 遠回りしている わたし 手探りの中 見えない明日 心の友は 月の囁き 夜はいつでも 神秘的 静かな眠りを 崩すのは 今日というかもしれぬ 明日 背伸びをしても 見えない明日 心の迷い 消してゆくのは 過ぎてゆく今の 不思議だけ 過去から未来への 一瞬が 風車のように 廻る

          明日のわたし

          月への誘い

          満月の夜に 導かれて 月光のシャワー浴びるの それは夜のピクニック 月への誘いに 怖いものなどないの 寄り添ってくれる 母の乳のように 暖かい あなたがいるから 旧いシガラミを 捨ててみたら 新しい自分になれるの これが最後のチャンス わたしにとっては 怖いものではないの 頬寄せ合った ちょびっとだけ知的な 魂の あなたがいるから 月への誘いに 怖いものなどないの 他の誰とも 違うあなたが今 そばにいる あなたがいるから

          月への誘い

          うろこ雲

          もしも兄さと 居られたら 長い髪を整えて ふるさと一緒に廻りましょ 畦道 野菊 女郎花 そっと摘んで髪に挿し お手々繋いで 供えましょ すすきのトンネル 潜り抜け 夕焼け空の 赤とんぼ ……あの山越えて行きましょか もしも兄さと 居られたら 野分の風が吹き抜ける ふるさと一緒に廻りましょ 大風あとの花たちを そおっと拾って束ねたら 二人揃って 供えましょ 風が通り 抜けた空 稲の穂 すすき 虫の声 ……いちばん星見つけた いつも兄さと 居られたら 長い髪を整えて ふるさと

          うろこ雲

          泣きぼくろ

          笑顔が悲しいのって 子供の頃からよ  笑っているのに そう見えなくて 幸薄い子だと 思われてきたの 嫌ね‥ 泣きぼくろが 好きだなんて言うの ホントあなたぐらいよ あなたに出会えてから 自由になれたのよ 人のことばかり 気にしてて 自分のことなど どうでもよかったの こんな‥ わたしのこと 好きだなんて言うの ホントあなたぐらいよ 人生色々なの やっと思えたのよ あなたに逢えたの 軌跡のようね サナギのわたしが 蝶になれたの そうね‥ 泣きぼくろが 好きだなんて言うの ホ

          泣きぼくろ

          ためらい

          いつも雨降り待ち合わせ 逢うと言うのに悲しくて 道玄坂をわざと遅れていくの 貴方の心は何処に 一緒にいても満たされなくて どこか居場所を探してる いつも渋谷で待ち合わせ 短い逢瀬重ねてた 時計の針は午前零時を廻り 帰ろうとしているあなた 引きとめるには愛し過ぎてる 戻るところの無いわたし あなたの去ったグラスから 氷が溶ける音がする わたしの熱い心の中の秘密 今度はいつ逢うのさえ ためらいながら聞けないでいる 言いたいけれど言わないの

          ためらい

          赤ワイン

          今夜はわたしにとって少し特別な日でした。 夫婦二人で特別なワイン🍷を飲んで一時の幸せを味わいました。 小さな幸せをちょっとずつ積み重ねて行く事で、今を受け入れて足元を見ていこうと思っております。 でも、変わりゆく日常と言う現実もしっかり受け止めて過ごして行かなければとも思っております。

          赤ワイン

          そばかす

          苦手なお酒が 好きになったら 二人で夜通し 飲み明かすんだと あんなに約束 してたのに あなたが 好きだと言った そばかすの 頬が歯痒い 夜がひとりじゃ 寂しい日には 港の酒場で 唄って眠るの あんなに約束 してたのに お酒は 強くなったけど そばかすの 頬が切ない わたしの知らない 夜空の果てに ひとりで勝手に逝っちゃってさ あんなに約束してたのに 吐息が 暖かいのを そばかすは 忘れてないの

          そばかす

          懐かしい旅

          母のお腹で 浮かんでた  記憶の中の 旅たちよ 泣きながら 生まれたのは  悲しかった 訳じゃない 世界の明かるさに 驚いたのさ 母の背中で 見た夢は ねんねんころり 唄枕 泣きながら 眠ったのは 悲しかった 訳じゃない 疲れたホッペタが 痛かったのさ 母と離れて 見た旅は だあれも知らぬ 星宇宙 泣かないで 歩いたのは 大人びた だけじゃない あなたに逢えたのが 嬉しくってさ あなたに逢えたのが 嬉しくってさ 映画、「鎌倉物語」を見ました。 今という時代よりも、昭和な

          懐かしい旅

          醒めた部屋

          初めての日に 何故だかあいつ 若葉マークの セダンに乗って 海岸までの ドライブの後 優しいキスを くれたんだよね 船の汽笛が 聞こえる部屋で 朝が来るのが 早すぎたのは ルルルルル わたしだけじゃあ ないよね 大好きだった バーボンソーダ いつもの店で 二人で歌い はしゃぎすぎて 怒られたこと あいつはきっと 忘れたんだよ 柱時計の 刻む音色が あいつのいない 時を紡ぐの ルルルルル 夢なんかじゃあ ないよね 醒めたスープの 香りのせいで あいつのいない 部屋が寒いの

          醒めた部屋

          夢の跡先

          誰にも言わないで 胸にしまっていることの 一つや二つ わたしにだってあるのよ そう 遠くから見ていることしか 出来なくて・・・ 忘れていた記憶が 夢で甦る 昔 言えなかったこと できなかったこと 今朝見た夢で 心が揺れているの ふとした仕草にも 心惹かれたあの人と すれ違ったこと 何度もあったのよね そう 切ない思いだけ手のひら 浮かんでた・・・ 吐息とともに深く フウと消えてゆく 昔 言えなかったこと できなかったこと 今朝見た夢で 心が揺れているの 今ここにいるこ

          夢の跡先

          夕なぎ

          夕なぎの海は あなたと似ている その熱い胸の 中で眠りたい ルルル 優しい寝顔が 愛しくて 夢は続くの ずっとずっとずっと 明日の夜には 満月を待って 懐かしい海に 戻って行くのよ ルルル 二人の船出が嬉しくて 光る波間に ずっとずっとずっと 寂しい時は 膝を抱えて 一人寝る夜も あったけれど 今はあなただけ 海も満ちてゆく 星もキラめいて 宇宙と繋がる ルルル 出逢えた奇跡にキスをして 永久に歩くの ずっとずっと続く 永久に歩くの ずっとずうっと