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その40 夏休みのプール開放は、時代錯誤ですか?(827文字)
1 はじめに
小学校では、夏休み期間中のプール開放が行われない傾向にあります。
その理由は、地球温暖化による夏の暑さ(熱中症対策)や働き方改革になります。
なかでも、今回は、働き方改革にスポットを当てて、夏休み期間中のプール開放について考えてみました。
2 プール開放とは
主に、小学校では、子ども達への水泳指導を目的に、夏休みが始まって、一、二週間を、プール指導期間にしていました。
この期間中に、子ども達は、泳げるようになることもあります。
また、普段の授業とは違って、自由時間(自由練習ではなく)が設けられ、先生と水遊びをすることもあります。
仕事をしている保護者のなかには、日中の居場所(主に午前中)確保として、子どもが大好きなプールで過ごせることを期待している事実もあります。
3 働き方改革
「働き方改革!」と言えば、業務を削減しやすい時代になりました。
しかし、これでいいのでしょうか。こればかりでいいのでしょうか。
働き方改革は、学び方改革、学校改革と共存していなければならないと考えています。
夏休み期間中のプール開放をしないことが、今の時代「よし」とされていると思います。
夏休み期間も、先生達にとっても、それほど忙しいものなのでしょうか。
プール開放がなくなったことで、教師は、どのような力を身につけるのでしょうか。
どんなことにチャレンジしたのでしょうか。
特に、若い教員にとっては、プール開放で、水泳指導での学びを得たり、子どもとのつながりを得たりしたほうが、良いのではないかと思えます。
4 おわりに
限定的に働き方改革の視点で考えてみました。
もう少し視野を広げると、教員組織の課題が大きく渦巻いていることも見えてきそうな気がします。
働き方改革という言葉に踊らされることなく、教師として「教育ど真ん中」なバランス感覚を養いたいものです。
とにもかくにも、具体的な事象から、一つ大事なことに焦点化できたのかなと思う今日この頃です。