過去問がダウンロードできる中学一覧
入試過去問が学校のWebサイトからダウンロードできる中学校を一覧にまとめました。
実際の入試とほぼ同じ形式のものが入手できるということで、これを使わない手はないでしょう。志望校が過去問を公開してくれているかどうか、一度確認していただければと思います。
過去問がダウンロードできる中学
各学校のWebサイトから、過去問がダウンロードできるかを調査しました。やりきれないので一旦Y45偏差値あたりまでで区切っています。
過去問の実物を販売したり、学校説明会などで配布している学校もあります。おそらく全数は把握できないので、一旦Webサイトに記載があった学校のみ載せておきます。(情報があればお知らせいただけるとありがたいです)
*公立中高一貫校は、基本的に学校Webサイトで問題・解答用紙・解答例が提供されています。
解答・配点は非公開が普通
さて、上の表で以下の項目があることに違和感を感じた方はいるでしょうか。
「解答」「配点」
この項目があるということは、つまりこういうことです。
解答が公開されていない学校が多い
配点も公開されていない学校が多い
兄のときに過去問演習をやって驚いたのがこの2点でした。
過去問集(いわゆる赤本)には解答も配点もありますが、これらは赤本独自のもので、よく見ると配点のところには"推定配点"という記載があります。場合によっては出版社によって答えが違うケースもあるそうです。
本来の解答や配点がわからないまま、合格最低点を何点超えただの、何点足りなかっただのを言っているのが過去問演習の現場だったりするのです。
なぜこういう慣習になっているのか、何か闇があるのかもよくわかりませんが、事実としてこうなっているというのは知っておいた方がいいと思います。
ダウンロード版を使う必要ある?
赤本を使うのが普通でしょ、それじゃだめなの?という疑問もあると思うので、そこも触れておきます。
赤本は大量の問題を一冊にまとめるためかなり圧縮して編集されています。そのため計算の余白や図形の書き込みスペースもなく、問題の途中でページングもあるなど、実際に解く問題集としてはやや残念な構成です。
実際の入試問題は大問が見開き1ページにまとめられ全体が俯瞰できたり、大きな計算用の余白が用意されるなど、受験生に配慮した構成になっていることが多いです。
まあこだわらなければそこまでの話ではありますが、必要かどうかは一度親御さんがご自身で解いてみて判断するのがいいんじゃないかなと思います。(私は自分が嫌だと感じたので対策しました)
学校Webサイトからダウンロードできる過去問は入試そのままのPDFなので、これをプリンタの冊子印刷機能などで印刷すれば、ほぼ本番と同様のもので過去問演習を行うことができます。
冊子印刷については次の記事で手順を書いているので参考にしてください。
(学校の公開しているPDFは四谷大塚データベースのものとは構成が違うので、PDF編集の手順は不要です)
赤本は不要?
残念ながら(?)必要です。別に声の教育社に媚びてるわけじゃないですけど。
解答や配点がない学校はもちろんですが、解答があっても解けないものは解けないままなので、普通は解説を読んで解き直ししますよね。さすがに解説まで手厚く提供している学校はほぼないので、その部分では少なくとも必要になってきます。
ただ個人的には、本という形態がもはや昔(我々の受験生時代)のスタイルな感じがするので、もう変わっていい頃じゃないかと思います。(教英出版のようなものは一つの解だと思いますが、まだ対象校が少ないですね)
声の教育社が解答用紙やカコ過去問をダウンロードできるようにしてくれたのはかなりの英断だと思いますし応援したいですが、もっと進めてほしいですね。動画解説など、もう少し買いやすくしたり充実したりして、本だけに頼らないビジネスモデルができるといいんじゃないかなあなんて勝手に期待しています。
各学校へのリンク集
最後に、それぞれの学校のダウンロードサイトへのリンクもまとめておきます。ご活用ください。
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