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6年第4回合不合雑感

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。


大量の過去問が届いた合間に合不合の雑感を。

急いで打ってるので、乱文ご容赦ください。



社会


・大問1 世界地理         普通

・大問2 飛鳥から鎌倉      やや易

・大問3 第一次産業       やや易

・大問4 高度経済成長の複合問題 やや難

・大問5 北陸を中心とした地理   普通



大問1は問3以外は確実におさえたいが、場所と国名が一致していない子にはしんどい問題もあったか。先進8か国とBRICSとサウジアラビア・チリ・ウクライナ・パレスチナ・イスラエル・エジプト・南アフリカ・タイ。このあたりの国と場所は抑えたい。


大問2は問2と5と9以外は確実におさえたい。貿易での輸出輸入品は頻出、年表が未着手の場合は行いたい。その際に、文化の年代確認も忘れず。


大問3は問5と7以外は確実におさえたい。問6はグラフだが、今回は簡単。マーキングと計算しやすい切りの良い数字に直すことを意識する。


大問4はやや難しい。現段階では1・3・7・8あたりをおさえたい。

1991年はバブル崩壊、2008年はリーマンショック、2011年は東日本大震災、2020年はコロナ。これは各学校でもグラフと絡めて聞いてくるので、おさえたい。


問5はウでひっかかりがち。ぎりぎり5倍にはなっていない。


問7は「円高―輸出―不利」「円高―海外旅行―有利」この2つだけを頭に入れておく。


大問5は確実にとれる問題が半分、差がつきそうなものが半分。問1・2・4・7はしっかりとおさえたい。ここでもグラフが問5に登場。意識することは「単位」「割合」「書かれていないことは選ばない」の3つ。記述は顧客にとってのメリットの視点で記述する。


全体的にかなり地理が多く、公民がほとんどない。バランスが微妙。


国語


大問1   物語文 やや易~普通

大問2   論説文 やや易~普通


場面や情景描写を問う問題(問2・8・9)と心情が表れている行動・表情・心情そのものの言葉(怖い・照れた顔など)を拾っていけたかが勝負。日頃からこの2点は十分に意識をしながら読み進めていきたい。

今回は主人公の心情の変化が激しく、しっかり追えたか否かで差がつく。(問1・5・7)

問4は「箸が転ぶ」のみしか聞かれていないことに注意。ウにひっかからない。

最後の記述は、夏子にとってトラウマ的な夜明けが、2人の漫才師との出会いを通じて、マチが相方だと気付けるきっかけになり、夜明けに対する心情が変化したことを落とし込む。

記述も含めて、素直な問題が多かった印象。


論説文も時間さえあれば、解きやすい構成になっている。都市部と農村部の対比から、人口減少と人口増加の対比の話へと、意味段落をしっかりと追っていけたかどうかが分かれ目。

記述問題も、65行目「そのような」の指示語がさしている内容を詳しく記述すればよいシンプルな問題。

接続語の問題はAを迷ったら、先にBを考えるなどのクセを身につけたい。子供はAに答えを無理やりあてはめると、Bを考えるときにAで選んだ選択肢を無意識に除外している。それが実はBの答えであることも多いので、接続語は迷ったら即答しない癖をみにつけたい。


熟語の成り立ちの問題は、パターンをまずはおさえることが重要。「似た意味」「反対の意味」「主述関係」「略語」「下から上に読む(先に動詞)」「上が下を修飾」この6パターンを頭に入れて解いていく。


算数


確実に抑えたい問題


・大問1すべて

・大問2の8以外

・大問3両方

・大問4の1

・大問5の1

・大問6の1

・大問7の1

・大問8の1


毎度のことだが、大問2までの得点率でボリュームゾーンは左右される。


大問1はキセル算が出現。分配法則・キセル算・単位換算・約束記号のトリッキー計算衆は差がつくので、重点的に。

大問2の4は展開図を書く。

大問2の6は面積等しい問題は白色を含めて考える思考はそろそろ身につけたい。

大問2の8はすべて書き出した猛者がいるが、3進法。苦手なお子さんは、27の位・9の位・3の位・1の位に数字を当てはめるやり方でも解ける。

大問4の2は「この後」という条件を読み飛ばした子続出。(2)はそう単純ではないという視点を。

大問5の2と3は差がつきそう。

大問5の2は2つのボールを入れる箱を先に決める。Aに2ついれれば、3通り。Bに2つ、Cに2つ…

よって、3×4=12通り。

Aに入った2つのボールの決め方は、4×3÷2=6通り。残り2箱にボールが入っているから、6×2=12通り。12×12=144という解き方もある。

大問6の1は分母が11~99に絞られることを編み出し、あとは倍数の性質と周期算の抱き合わせ。これは要復習。

大問8の1は絵にだまされず、リード文を読んだか。最初は2人とも右回り。10・5にしない。

大問8の2以降は最難関ありがちな、ダイヤグラムに落とし込む問題。トップ層はこの3題で差がつきそう。


確実に抑えたい問題を拾え、大問2の8・大問4の2・大問5・大問6の2あたりを拾えれば、高得点望める。


理科


・大問1 必答

・大問2 易

・大問3 やや難

・大問4 普通

・大問5 普通

・大問6 普通


大問1は全問必答。

大問2は「食べる・食べられる」の関係を見誤らなければ、全問正解したい。

問5はCの方が捕食者なので、少ないことに注目。

大問5の問1・2・4は確実におさえたい。

問4は100メートル南下するごとに、5メートル上がっていることに注目したい。


大問6は問1~4までは難しくない。

問1と2は落としてはまずい。


特に問3は比例式を立てて計算が面倒くさくなる場合は、気体が4倍だから、アルミも4倍になっているという関係で解く。比例式が正義でないこともある。


問4は塩酸が3分の5倍の関係だから、アルミも0・6グラムしか反応しないことが重要。


今回は物理が厄介だった印象なので、比較的解きやすい大問1・2・5・6の得点率がカギを握る印象。


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