「0から東大まで」英語勉強法(番外編~英作文①~)
皆さんこんにちは!東大3年のねりすです!
さて、今回は英作文についてお話していこうと思います。
英作文と言えば、基本的に2種類の問題に分類できると思います。
①和文英訳
②自由英作
今回は①和文英訳についてお話していくつもりですが、
どちらにおいても、意外な、でも重要なことをお伝えします。それは
英作文は暗記量で決まる
ということです。
「どういうこと?」「発想力じゃないの?」
と思われるかもしれませんが、実は発想力というより暗記力なんですよ
例えば、「私にとって勉強することは重要な意味をもつだろう」という文の英訳を考えてください。
私にとって/勉強することは/重要な意味/をもつだろう
として訳していってつなげるとおそらく、
For me, to study would have an imporatat meaning.となると思います。
まあ文法的には間違ってないと思いますが、
多分、英語でこんな言い方はしないと思います
つまり、
文法的に正しい≠英語的に正しい
ということですね
大事なのは
定石表現を知っておくことです
ここで言えば、It is ~ for 〇 to V ~でしょうか。これを使うと
It would be important for me to study.
となります。
こっちの方がはるかに英語らしいと思います。
このように良い英語を書くためには
良い英語を知っておく必要があります
決して自分の発想からでるものでないのです
英作文を得意にするにはこの認識を持つことが重要だと思います。
さて、そこを踏まえて和文英訳の重要なポイントについて見ていきます。
早速ですが、入試問題を見て見ましょう
次の文章を英訳せよ。
彼らの英語が多少聞き取りにくくても、内容が素晴らしければ皆が真剣に耳を傾ける 【新潟大より一部抜粋】
いきなりでなんですが、駿台の英語講師竹岡先生の解答例がこちらです。
Even if their English is a little hard to catch, as long as the content is wonderful people will pay close attention.
素晴らしい解答ですよね。こんな風に書けるようになりたいものです。
もちろん目指すべき理想としてパーフェクトな解答は重要だと思いますが、
「試験場でできるのか」ということを敢えて言いたいです。
これほどしっかり書ける受験生はほぼいません。
言ってしまえば
ここまでしっかり書く必要もありません。
先ほども言いましたが、
知ってる以上のことは基本書けないんです
だとすれば、、、
知ってる表現を使えるように文章をうまく変えてはどうでしょう??
「改ざんなんて意味ないだろ」と言われそうですが、
改ざんではなく、
日本語の日本語訳を作るのです
正直これは僕の秘宝的な戦略です(笑)
あまり口外したくないんですけど、せっかくなので放出します(笑)
ちょっとやってみましょう
彼らの英語が多少聞き取りにくくても、内容が素晴らしければ皆が真剣に耳を傾ける
を簡略化すると、、
英語が下手でも、みんな良い内容は積極的に聞く
ってなりませんか??
Everyone listens to good contents actively even if their English is poor.
たしかに竹岡先生の解答には及びません
しかし、もし受験生だったら、「このくらいなら書けそう!」って思いません??
これなんです
自分の英語力を相手(問題)に合わせるのではなく
相手(問題)を自分の英語力に合わせる
ことが重要です。
下手に日本語に忠実な英語を書くよりも
本質をとらえて自分のフィールドに持ち込んで勝負する
方が圧倒的に強いです
だって英語力を問う試験ですよね、
だったら英語力の高い人を選別するはずです
このような受験生目線にたったアドバイスや戦略を提示することなく、理想
ばかりを語る講師が多く、腹立たしく感じた記憶があります
大事なのは受験生がどう戦うかを提示することであり、決して「素晴らしい」解答を提示することだけではないのです
オススメの参考書なのですが、東大は和文英訳がなかった(僕の受験した年にいきなり復活したw)こともあり、和文英訳単体の参考書を解いたことはほとんどないので、次回の自由英作の時にまとめて紹介します、ごめんなさい。
いかがでしたか?
この発想の大転換を掴んで志望校に大きく前進してもらえたらうれしいです!
次回は自由英作についてお話していこうと思います。お楽しみに!
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