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高校の偏差値は大学受験に関係あるか

皆さんこんにちは!東大3年のねりすです!

今日も有益な情報を発信できるように頑張りたいと思います!

さてみなさん、よくSNS等でこんな論争(?)を見たりしませんか?

「ダメだった自分でも努力を積み重ねたから○○大に合格できた!」や「運動神経なかったけど自分を信じて努力をし続けた結果、プロになれた!」

という人に対し、

「いや、それは親の経済力が…」とか「そもそも良い環境があったから…」

と横槍を入れてくる人が現れるケースです

いわゆる「努力vs環境 論争」というやつです。

客観的に見れば、親の献身や経済力、周囲の環境の影響は決して小さくないですし、もちろん本人が不断の努力をしてきたことも要因として挙げられると思うので、正直「右か左か」という、この論争自体に大きな意味があるとは思いません。

もちろん僕自身、親の協力や経済支援あっての東大合格だと思っているし、決して僕一人の力で東大に受かったなんて傲慢な考えは微塵にもありません。環境が後押ししてくれたのは事実です。

しかし、この「環境論」を押し進めることには危険性が伴うと思っています。

経済力がある人、高校の偏差値が高い人、首都圏に住む人が東大などの難関大に受かりやすいというのは事実です。

しかし、そうした環境がないから自分は成功できないんだと考えるのは大きな間違いだと思います。

もし環境がなければ東大に受からないのであれば、東大生は全員、これらの要素を持ち合わせていなくてはなりません。

僕が見る限り、たしかに私立中高一貫で首都圏出身の学生の割合はそれなりに多いんですが、それでも半分くらいで、地方や非進学校出身の人、かなり経済的に厳しい家庭出身の人もざらにいます。

ここで僕が言いたいことは

環境要因を決定論として扱うな

ということです。環境論を支持する人はややもすると、環境のせいで自分は合格できないとか、そもそも東大を目指してはいけないと考えてしまいがちだと思います。

その考えを突き詰めれば、

人の運命は生まれた時から決まっておりどうすることもできない

という決定論に終着します

実に窮屈な考えだと思いませんか?

できない理由をあげ連ねて自分を正当化するのは楽なんですよ、

でも、できる理由も同じくらい落ちているんです!

たしかに失敗する可能性はあります。そりゃそうです。でも出来る理由を探して、努力を重ねて、ミスを検証して、修正して、そうやって少しづつもがいていくプロセスに全力を注いでいけば、「思ってたよりオレってできる!私ってできる!」と思えるはずなんです。

はじめから傷つくことを恐れて逃げ回る方が結果的に自分の首を絞めると思います。

アフリカのサヘル地域のように日々食いつながないと命が脅かされる環境ではなく、ほぼすべての人が衣食住がそろっていて、餓死する人なんていない日本という環境で生活できていること自体環境に恵まれているのです。

それこそ、それだけ幸せな環境にいるにも関わらず、それでもなお出来ない理由を探しているようでは受験に関わらず高い目標の達成は難しいと思います。

敢えて厳しいことを言いましたが、「ああだから出来ない」「こうだから出来ない」と決定論的立場に立って思考をやめるのでなく、「できる理由」にフォーカスして思考を常に巡らせる、それこそが思考力であり、そうした思考力を難関国立大が、引いては世の中が求めているのです。

変えなれないことを嘆くのではなく、変えられることを淡々と変えて努力を重ねていきましょう!

いかがでしたか?

次回も有益な情報を発信していきたいと思います!

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ではまた次回お会いしましょう!


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