
【サッカー日本代表のすごい選手】小川航基選手
★小川航基選手(1997/8/8 186cm80kg オランダ:NECナイメヘン所属)★
今回はシリーズものとして、サッカー日本代表のすごい選手を書いていきます。
この選手だれ?って思う方でもわかるように書いていきます。
今回シリーズの最初にピックアップする選手は「小川航基選手」です。
あれ、三笘選手とか久保選手とかじゃないの?という方がいらっしゃると思いますが、僕にとって小川選手は思い入れがある選手なんです。
というのも、僕は小川選手が高校生だったときの試合を見たことがあり、そのときから気にかけていた選手でした。
天才が努力すれば、日本を代表するストライカーになれる。
それを体現している選手と言えます。
小川選手って誰だろう?って方はWikipediaのURLを載せますので、ご覧ください。
以下の内容もWikipediaを参考にしています。
1、天才高校生と言われた時代
小川選手は高校時代に桐光学園にいて、同世代の中でナンバーワンストライカーと言われ、将来の日本代表候補と言われていました。
もちろん当時のアンダー世代の日本代表にも選ばれていました。
※U-17のように高校生年代などの若い世代の日本代表もあります。そのトップのカテゴリーがA代表と呼ばれるワールドカップを目指すカテゴリーです。
ちなみに桐光学園の生徒を僕も指導したことがありますが、優秀ですね。
というように、僕にとって馴染みある学校出身ということもあり、注目していました。
僕が彼を初めて見たのは、2016年1月3日に行われた第94回全国高等学校サッカー選手権大会の第3回戦、対青森山田高校との試合でした。
青森山田と言えば、全国制覇もしたことがある超強豪校です。
そんな青森山田に対して、桐光学園は前半と後半に1得点ずつ取りました。
この2点を挙げたのが小川航基選手です。
特に2点目に決めたヘディングシュートが本当に凄すぎて、度肝を抜いた記憶があります。
その後PKのチャンスがあったものの、大きく外してしまい、ハットトリック(3得点挙げること)のチャンスを逃してしまいました。
試合終了も近づき、勝利が目前に迫った後半アディショナルタイム82分と85分にまさかまさかの失点をしてしまい、延長戦、さらにはPK戦にもつれ込みました。
※通常90分ですが、高校サッカー選手権大会は準々決勝までは80分なんです。
PK戦では4人目まで両者ノーミスで全員決めていたのですが、桐光学園5人目のキッカー小川選手がまさかの失敗。
一方、青森山田の5人目のキッカーが成功し、大逆転での敗北となってしまった桐光学園。
キャプテンとして、高校ナンバーワンストライカーと言われた小川選手はここで早すぎる敗退。
失意の中、大会を去ることとなりました。
ちなみに、僕はというと、この試合80分まで見ていて、「電車混むから早く帰ろうぜ」と、なんと青森山田のゴールを見ることなく友人と帰ってしまったんですね…。
帰り道に確認のため速報を見て、「えっ~!」と大声を挙げたことは今でも忘れません。
僕のサッカー観戦歴史上最大の汚点と言っていいでしょう(笑)
2、プロの壁
小川選手は桐光学園卒業後にジュビロ磐田へ入団。
入団当初も注目され、開幕戦でのスタメンも示唆されましたが、高熱のため欠場。
Jリーグとは別のタイトル戦であるカップ戦のヤマザキナビスコカップ(現在はルヴァンカップ)でプロデビューを果たしましたが、カップ戦は監督としては控えの選手を使う絶好の機会でもあるため、扱いとしては控え。
その後はアンダー世代の日本代表(U-19)に呼ばれたこともあり、プロ1年目はJリーグデビューすることができませんでした。
2年目のシーズンでようやくJリーグデビューを果たし、ルヴァンカップのFC東京戦ではハットトリックを達成するなど、いよいよ本領発揮かと思われた矢先、U-20ワールドカップの試合で大けがをしてしまい、2年目のシーズンをケガで棒に振ってしまいました。
翌シーズンにはJ2水戸ホーリーホックに移籍。
ようやくここで試合にコンスタントに出場することが出来、その自信のもと翌シーズンにジュビロ磐田に復帰。
日本代表のA代表にも選出され、なんと日本代表デビュー戦でPKを含めハットトリックを達成しましたが、その後は選出されず。
一方リーグ戦ではコロナ渦で規律違反をしてしまったことから謹慎処分を受けたりなどして、思うような結果が出ず、満足の行くシーズンとはなりませんでした。
※とは言え32試合で9得点はすごい!
規律違反をしてしまったのは、思うような結果が出ず、ストレスが溜まっていたからなのかなと個人的には思っています。
高校時代あれだけ期待された選手だからこそ、「こんなもんじゃない!」とサポーター誰しも思っていました。
「もう小川航基はこのままパッとしない選手で終わるのだろう」そう誰もが思っていた矢先、翌シーズンからいよいよ本領を発揮します!
3、覚醒
2022年シーズンから横浜FCに移籍。ここで覚醒します!
開幕戦からゴールをあげ、月間MVPに輝くなど、キャリアの中で一番と言ってもいいほどの活躍をします。
結果、26得点を挙げ、J2得点王とJ2ベストレブン、J2MVPにも選出されました!
その後J1へチームとともに昇格しますが、2023年6月に念願だった海外移籍をし、現在も所属しているエールディビジ(オランダリーグ)のNECナイメヘンへと移籍します。
昨シーズンは入団1年目にも関わらず、ストライカーとして認められるためのボーダーとも言える2ケタ得点11ゴールをマークします。
4、日本を代表するエースストライカーへ
そういった活躍もあり、2024年にはA代表に5年ぶりに選出されます。
代表はワールドカップ予選最中で、厳しい中での合流となりましたが、コンスタントに得点を重ね、今や日本代表には欠かせない選手として9試合9得点という1試合1ゴールのペースで活躍されています。
今のA代表では上田綺世選手がスタメンで起用されていますが、最近上田選手がけがをしてしまったため、3月のワールドカップ最終予選ではおそらく小川選手がスタメンで起用されるでしょう。
5、小川選手のすごさ
そんな小川選手のすごいところは3つ!
・フィジカル
守りの選手であるディフェンダーとの競り合いが必須であるストライカーは、ディフェンダーとの体のぶつかり合いで倒れずにプレーできるかがカギとなりますが、小川選手は当たり負けしません。
海外の190cmを超える選手にも負けないフィジカルを備えているため、攻撃の起点にもなり、得点も挙げられる理想的なストライカーです。
・ヘディング
フィジカルが強化されたことに伴い、ヘディングも強化され、大きい選手相手にヘディングで勝てるようになりました。
その結果、ヘディングでの得点がより多くなってきて、両足、頭とどこからでも得点が取れるような怖い存在となりました。
・守備
これが彼の覚醒に関わっていると思います。
以前は攻撃により重きを置き、守備の優先度がそこまで高くなったのですが、最近ではしっかり守備をするようになりました。
守備って、走り回って相手のパスを失敗するように誘発したり、ボールを奪ったりするのですが、とにかくつらい!
走ってもボールが確実に取れるわけでもないですし、無駄走りになることが多いので、やる側からすれば疲れるし、やりたくないという心情になります。
ですが、現代サッカーではこの部分を厭わず実行できるかどうかがキーになっています。
小川選手は横浜FCでこの走りの部分を強化したことにより、得点を取ることだけでなく、守備を行うことでより相手の脅威になれたことが覚醒の要因になったのではないかと思います。
特に森保監督はこの走りの部分を求めているため、今や日本代表に欠かせない選手となりました。
ということで、10年以上もストライカー不足と言われていた日本で、ようやく世界で活躍出来るようなストライカーが現れました。
小川選手の活躍が日本代表をベスト8に導けるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。
3/20のバーレーン戦で彼の活躍に期待しましょう。
ゴールを取って、ワールドカップ出場を決めてくれるはずです!
この記事が少しでもいいなと思ったら「ハートマーク(いいね)」を押してください。
いいねの数が、僕の記事更新に対するやる気を引き出させてくれますので(笑)
フォロー大歓迎です!
ブログ以外にも、音声配信、ツイッターもやっています!
メールでの相談も受け付けていますので、遠慮なく送ってくださいね。
普段会社員として仕事していますが、相談は出来る限りお答えします。
音声配信:https://stand.fm/channels/5f5c5352f04555115d764249
ツイッター:
大学受験メンタルアドバイザー@わっち
@juken_mental_wa
メールアドレス:juken.mental.advisor.wacci@gmail.com
大学受験メンタルアドバイザー わっち