Merry Christmas!
今年もいつのまにかクリスマス。
今まで誰かと盛り上がったクリスマスはない。
息子達とのクリスマスが唯一楽しかったクリスマス。
なにしろ母にしても姉にしても夫にしても、特にイベントなどというものにはなんの興味もない、そんな人たちだから。
そこを私が無理強いしても、もっと面白くない事になる。
なのでいつも一人でひっそり楽しむクリスマスなのだ。
毎年クリスマスに観るDVDがある。
『世にも不思議なアメージングストーリー』の中の一本で
『52年目のXマスプレゼント/Santa ‘85』
『世にも不思議なアメージングストーリー』はスピルバーグが監督総指揮で作られた、1話完結のオムニバスドラマ。
『52年目のXマスプレゼント/Santa ‘85』
サンタクロースが今年も世界の子ども達にプレゼントを届けに行く。ある家に届けに入ると、家のセキュリティに触れてしまい警報装置が作動し、警察官に逮捕されてしまう。
その家の子どもは逮捕されるサンタを見て、本当のサンタクロースだと直感する。逮捕されたサンタが乗せられた車にはすでに3人のサンタクロースの衣装を着た高齢の酔っ払いが乗っていた。
警察署の署長は不機嫌だった。クリスマスが嫌いなのだ。
孤児院で育った署長は、子供の頃に9ページもの手紙をサンタに書いた。自分はお利口さんに過ごしているので、光線銃が欲しいという切なる願いをしたためていたのだ。
生まれてこのかた最初に自分を裏切ったのはサンタだった、と話す。
サンタクロースは自分のミスを嘆いた。次に行く予定は署長の家だったのだ。
サンタクロースが捕まってしまった家の子どもは、自分の部屋の外にトナカイとソリを見る。両親が寝静まったのを確認して、そのソリに乗ってサンタクロースを助けに行く。
そして無事救出し、サンタクロースと共にソリで逃げる。
そのソリをパトカーで追いかける署長。そして…
最後にはホッコリするこの話が、昔から私は好きだった。
初めて観た時、なんとも言えない心の中のほわ〜っとした感じが、今でも忘れられない。
もちろん、今年も観た。
ささやかな、ひっそりと楽しむ、私のクリスマス。
クリスチャンではないけどね。