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再会したくなかった…

幼少期のトラウマが未だに尾を引いている
リア(現実)でのコミュ障は中々治らない

仕事モードとか、自分の中でスイッチを切り替えすれば話せるんだが

休日とかは完全にオフモード

人と話す気には到底なれない

そんなバリバリ陰キャモードの私が……
人と話さなければならなかった

私は今、息子の学校関係で地区役員をしている

ちょっと前に、息子が学校からデカイ封筒を持ち帰ってきた

【地区役員の方へ】

そう表記してある

嫌な予感。。。

開けてみると地域の《こども110番》に関する資料だった

今回の趣旨が書かれた紙
数年前に《こども110番》が設置されていた時の名簿(一覧)
追加する家庭や事業所を書き込む用紙
そして、設置されている所へ配る文書………

私が地区役員になってから、母の伝手で頼んでもらってた家庭に110番の旗をお願いして揚げてもらっている

その家庭も全て回らねばならず

それだけでなく、前回調査❓依頼❓して旗をあげてあった一覧表の場所(現在あげてある所はゼロ💦)にもまわり、また設置してもらえるかを聞かねばならぬ………

人と話すのが大の苦手な私にとっては苦痛でしかない

それでも、役員を引き受けているからにはしなければならない葛藤

逃げ回っててもどうにもならないので、腹を決めて回ってきた。

その数20件近く

1件目………2件目………
回るにつれ胃がキリキリと痛んでくる

数年前に設置してあった一覧表には
幼少期に私をガッツリいじめてくれてた子の家も入っていた
その家は自営業でお店をしており、子ども達がよく通る道沿いに建っている

正直、近寄りたくもない

避けて通りたい場所

だけど、また設置してもらえるか、もしくは登録から削除するかを聞かねばならないし

その付近には旗を設置してある場所が殆どないから、地域の・子どもたちの安心安全のためにも話はしてみなければならない

それに、家にいるとは限らないじゃないか!

きっと家を出て他所で暮らしてるでしょ!

そう自分に言い聞かせながら
キリキリ痛む胃を押さえつつ訪ねて行った

駐車場に車を停めて降り、店の方へ歩いていくとおそらく移動販売車❓に荷物(商品)を積み込んでいる女性がいた

「あの〜……」

声をかけると、ものすごく無愛想な表情で振り向き
「は❓」
と、こちらをジロっと見てきた

見覚えのある顔………

マスクをしているから、私を認識していないのか
私だと気づいているのかは定かではないが

『話なら中にいるからそっちにして』

という言葉を発して私から離れていった

私と気づいてのその態度なら分かるが
客商売という視点から見ると失格だ

私は
『そうですか』
とだけ返して店内にいた彼女の母親に話しに行った

役員としての務めを全うするために説明と署名を貰ったが
正直、どうやって話をしたのか覚えていない

キリキリと痛む胃を堪えながら
『早く去りたい』
その一心だった

何とか全件回り終え、ホッとひと息ついたが
次回は役所が準備する旗を持ってまた回らねばならぬ(꒪⌓꒪)

私の戦いはまだまだ終わらない……

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