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正直、道後温泉では満足できない。松山に4年住んだ大学生が鬼リピしている温泉をご案内します。

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温泉情報が気になる方は無料部分だけでも有益だと思いますので、ぜひご一読ください。

こんにちは。ハレルです。

大学進学をきっかけに、愛媛県に住み始め、4年目になりました。愛媛県と言えば、何を思い浮かべますか?

みかん、鯛めし、今治タオルなど…
いくつか有名なものがありますよね。

ですが、皆さんが真っ先に思い浮かぶのは、道後温泉ではないでしょうか。
道後温泉は、日本最古の温泉地と言われていて、数々の天皇も入浴しに来られたとか。

天皇専用の浴場、「又新殿」が建設されており、重要文化財にもなっています。

2020年から「道後温泉 本館」の改修工事が始まり、2024年現在は本館の一部に入浴できるようになっています。来年7月11日から全館営業を再開するようです。

ただ、愛媛に住んで4年目の僕が道後温泉について思っていることを言わせていただくと、

道後温泉、1回行けばもういいや

です。

道後の旅館にも泊まりました。
本館だけでなく、道後温泉別館である「飛鳥の湯」、「椿の湯」にも入りました。
中を見学して、歴史を感じることもできました。
魅力があることは間違いありません。

しかし、リピートするには今ひとつ、物足りなさがあります。
僕を始め、愛媛に住んでいる人はかなり温泉に行きます。
にも関わらず地元出身の友達は、
「○○温泉の方が楽しい」とか、
「そもそも行ったことがない」
という人が大半です。

なぜそう思うのか、1番の要因は1つの浴場に1種類しかお湯がない。ということだとだと思います。

露天風呂などもないし、1つの大きな湯船しかないので(シャワーはもちろんありますが)ワクワク感に欠けます。

今大流行中のサウナもありませんし、ゆっくり浸かって非日常を味わうという体験が温泉の中だけでは味わいにくいです。

では、本当に愛媛の温泉でワクワク体験ができる、リピートしたくなるような温泉はどこなのか。

試しに、「愛媛 温泉 おすすめ」と検索してみましたが紹介したいと思っている温泉はほとんど出てきませんでした。

でも、地元民は知っている。1度行けば必ずおすすめしたくなる。 
そんな温泉を、実際に訪れたものの中から厳選して5つ紹介します。


地元民No.1リピート。迷ったらココ温泉

1つ目は、「伊予の湯治場 喜助の湯」です。

アクセス: JR松山駅前(KISUKE BOX内)
料金: 平日650円、休日700円(非会員+150円)
営業時間: 朝6時~深夜2時

ここは、最近新しくなったJR松山駅の目の前にあるアミューズメント施設、「KISUKE BOX」の中に併設されている温泉です。

ここの特徴は、サウナにものすごく力を入れているというところです。
通常のサウナにはオートロウリュが設置されていて、30分おきに熱波が発生します。

それと、男性浴室の方にはサウナ小屋も建設されていて、90℃「蒼」の部屋と110℃の「炎」の部屋があります。露天スペースには外気浴用の椅子が10脚以上もずらっと並んでいます。

HPによると、女性浴室の方にも「霞」というミストサウナの部屋があるようですね。

僕はあまりサウナが得意ではないんですが、寝転びの湯や炭酸の湯、薬湯などお湯の種類がたくさんあって飽きない上にアクセスも良いので部活のあとやバイトのあと、友達や先輩後輩との付き合いなどでよく行っています。

漫画などを読めるスペースがあるのも素晴らしいんですよね。それも畳のエリアがあります。

さらに、最近岩盤浴ができました。
ここは5種類の岩盤浴を楽しむことができます。
石器時代にタイムスリップしたような、ジブリの世界に入ったような、そんな気分を味わえるコンセプトのしっかりした空間で、とてもワクワクします。

温度や香り、雲のようなスチームなど様々な演出があって個人的にはすごくお気に入りです。

ただ、平日だと入浴料に+500円(非会員800円)、休日で+700円(非会員1000円)かかるので少しお高めです。


さらにさらに、僕は利用したことがありませんがKISUKEの男性限定カプセルホテルが誕生しました。
この喜助の湯のすぐそばにある上、岩盤浴込みの入浴料が宿泊代に含まれているので入り放題だそうです。

他県に旅行に行くときにこんなところがあればいいなぁと切実に思うほどのサービスですよね。

源泉から湧き出る「露天金泉湯」と充実のサービスが魅力

2つ目は、「南道後温泉 ていれぎの湯」です。

アクセス:車・自転車推奨(南道後エリア)
料金:
平日660円、休日770円
営業時間:
朝6時~深夜0時(札止め23時)

南道後とありますが、正直道後といっていいのか?
と疑問に思うほど離れたところにあります。

愛媛はサイクリング目的で訪れる人も多いのでそんな人は自転車で行くのもいいかなと思います。

ここの魅力は、露天にあります。
露天風呂には、「金泉湯」と「銀泉湯」という種類のお湯があり、特に金泉湯が特徴的です。

何が特徴的かというと、名前の通りお湯の色が”金”なんです。
まぁ、正直にいうと金というのは言い過ぎで実際には黄土色のような感じですが、日中天気が良いと日が差して金色っぽくなっていましたね。

何故そのような色なのかというと、源泉に含まれる「鉄分」が空気に触れることで反応しているそうです。

また、この地域には干ばつの際に弘法大師が杖を差し泉を湧き出させたという云われが残っており、近くにはその現場と言われている「杖の淵じょうのふち公園」があります。
そのお話をお湯に浸かりながら読むことができ、神秘的な気分をさらに味わうことができます。

あと特徴的だなと思ったのは、水風呂です。普通の水風呂に加えて、「潜れる水風呂」というのがありました。

いつもはマナー違反でやらないけど、サウナのあと頭も含めて全身入りたい!という人にはすごくいいのではないでしょうか。

お風呂を出たあとも、マッサージチェアだけでなく酸素カプセル、日焼けマシンなどもあって驚きました。

そして、書籍がたくさんあったり、ハシゴで登って入れる子供のころ憧れた秘密基地のようなところがあったり、道の駅で売っていそうなお弁当・野菜などもあってかなり充実しているなという印象でした。

P・SPO会員の方は割引などが受けられるようでしたね。

最強のリラックス体験を。絶対に行って欲しい温泉です

3つ目の温泉は「東道後のそらともり」です。

アクセス:松山市内(車推奨、近くにバス停あり)
料金:
1100円(公式LINE登録)、岩盤浴+150円
営業時間:
朝5時~深夜1時(1時以降滞在は追加料金)

ここはご存じの方も多いですかね?
県外の方の認知度はあまりわかりませんが、
「松山でおすすめのスポットある?」と聞かれたらとりあえずこの”そらともり”の名前を出すくらいにはおすすめです。

少しお高めですが、そのお金を払う価値ありです。
大アリといっていいですね。

入館料というだけあって、ここは入浴だけで終わる施設ではありません。
お風呂にももちろんこだわりがあって、素敵な演出がたくさんあるんですが、本領はとことんリラックスできるように気遣われたステイ時間です。

まず、受付でリストバンド型になっている脱衣所のロッカーの鍵と、館内着を受け取ります。このロッカーは退館するまで自分の専用ロッカーになります。

そこに荷物を預け、お風呂に入るもよし、岩盤浴に向かうもよし。
汗を流して、館内着に着替えます。

リストバンドにQRコードが付いていて、館内で飲み物を買うときなどにこのQRコードをかざせば決済することができます。

退館時にまとめて精算となるので、財布を持ち歩く必要がありません。それだけで大幅にストレスが減ります。

休憩所は、漫画や雑誌が数多く取りそろえてあることはもちろん、ビーズソファやハンモックなど人間をダメにするグッズが沢山並んでいます。

全体的に薄暗くなっているので、リラックスできます。
おしゃれなレストランもあるので特別感を存分に味わうことができます。

そらともりに関しては文章で説明しても魅力を全て伝えることは難しいので本当に行ってみてほしいです。
必ず満足できるはずです。

余談ですが、本屋でアルバイトをしている時の話を少し。

そのときのお客様で、カリスマ女性社長のような風貌の方がいらして、雑誌を数冊ご予約で買われていきました。

お会計の際、領収書をお願いされたので、

「宛名はどうなさいますか?」

と聞くと

「そらともり株式会社で」

と指定されました。すごくドキッとして、それと同時に

「こんなセレブそうな人が経営に関わっているのか…そりゃあんなおしゃれな空間作るわ…」

と思いました。笑

以上余談でした。

瀬戸内海を一望する露天風呂。解放感が最高すぎた

4つ目に紹介するのは「シーパMAKOTO」です。

アクセス:北条エリア(松山市と今治市の間)
料金:
平日600円、休日650円
営業時間:
10:00~23:00(22時30分札止め)

今治や北条の方は知っている人も多いと思いますが、松山の人からここの話を聞いたことはないのでもしかすると穴場なのかもしれません。

僕もたまたま友達とドライブをしていて見つけました。

シーパMAKOTO最大の魅力は、
なんといっても露天風呂のオーシャンビューでしょう。

どの時間に来ても圧倒される景色です。あ、夜はすごく暗いです。
でも波の音が聞こえて来ていいんですよねぇ…

サウナの外気浴にもぴったりです。

この景色も、百聞は一見にしかずです。松山市内の温泉は制覇して足を伸ばしてみようという方、ぜひ候補にしてください。そうでない方にも勿論おすすめです。

このクオリティで24時間営業!?高級旅館のような体験ができる家族風呂

最後にご紹介するのは、「媛彦ひめひこ温泉」です。

アクセス:松山市内(車・自転車推奨)
料金:大浴場700円、家族風呂は90分6500円~(平日限定)
営業時間:朝9時~翌朝7時(家族風呂は24時間営業)

この温泉の大きな特徴の1つが、浴場全体で「マテラ石」という石材を使用しているという点。

公式HPによると、

マテラ石は遠赤外線を放出し、床を歩いても暖かく、また、滑りにくいため安心です

媛彦温泉公式HP(https://himehiko.jp/hotspring/)、「大浴場・露天風呂」より

ということです。
大浴場もいいんですが…
今回特筆したいのは、ここの家族風呂なんです。

家族風呂、というより旅館の一室を貸し切れるといった方が感覚的には正しいかもしれません。タオルやシャンプー・コンディショナー、ドライヤーなどの基本的なアメニティに加え、お茶セットなどもあります。

「天」や「星・月」、「霧・凪」などの種類があって、少しずつ内容が変わっています。

広い浴室に大きなシャワー、大きな湯船。ここもマテラ石で出来ているので、普段の家のお風呂とは全く雰囲気が違います。

そして露天風呂もあり、空を眺めながら自分のためだけに用意されている特別なお湯に浸かることができます。

部屋の種類によってはサウナと水風呂もあります。
カップルや、家族サービスなどでの利用にはうってつけです。

しかも驚くべきことにこの家族風呂、24時間営業なんです。

注意するべき点は、平日しか利用できないことです。ぜひ平日に小旅行気分を味わってみてください。


おわりに

ここまで、愛媛・松山を中心におすすめの温泉を紹介してきました。

道後温泉も旅館やアーケード等周辺施設含めて1度は行くといいと思いますが、何度も繰り返し行きたくなるかと言われれば微妙です。(歳を重ねればまた違う味わいがあるかもしれませんが)

道後は遅くまで開いているのもコンビニくらいですしね。

もし、道後温泉以外に魅力的な温泉に行きたいという方は上の5つから試してみてください。
・料金やアクセス重視なら「喜助の湯」
・特別感を味わいたいなら「そらともり」
・家族やカップルで楽しむなら「媛彦温泉」
などの使い分けも良いかもしれません!

ぜひ皆さんも個人的オリジナル温泉を発掘してみてください。


おまけ

おまけとして、愛媛でスイーツやお土産を探したいという方におすすめの穴場店を3件紹介しようと思います。

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