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#1 さくらももこ『ひとりずもう』を読みました

はじめまして、こんばんは。
やつと申します。
よろしくお願いいたします。

さくらももこの、中学から専門学生までの青春の日々を記した、自伝エッセイ『ひとりずもう』(小学館文庫)を読了したので、私の所感を述べていきたいです。最後まで読んでいただけたら幸です。ご理解とご贔屓の方をよろしくです。


さくらももこに共鳴しまくり、シンパシーを感じました。学生時代は幽霊部員を貫き、漫画やお笑いにお熱で、男子には嫌悪感があり全く喋れない一方、好きな人は眺めることしかできない、なんとこんなに共通点があるなんて。私も私も。一緒一緒。
さくらももこはもうこの世にいないけど、私が死んだら、共にあの世で酒を酌み交わし、くるしうないちこうよれとか言い合いたい。浅草で落語を一緒に見てホッピー通りでホッピー飲みまくって散財したいくらい。

もう一つの共通点があって、学生時代に、将来の夢を周囲に打ち明けられなかったという点。さくらももこは漫画家、私はお笑い芸人でした。ひた隠しにしていたのは、①恥ずかしかったから、②自分なんかがなれるわけがないという現実主義。それすら一緒。
唯一違うのは、さくらももこは夢を叶えた事。さくらももこは漫画家になって、私は一般OLですよ。格の違い(?)を見せつけられました。

私は今でも、人生の目標や実現したいことを見失ってしまうことがあります。そんな私を救ってくれたさくらももこの考え方があとがきにありました。「わたしはどうこうなりたいという夢はないが、ただ言えることは、面白かった、満喫したと感じながら死を迎えられるように生きていくというのが、夢よりも希望だ」と。夢よりも希望、そっか希望でいいんだね、と。なりたい職業とかいう具体性よりも、小さい希望を持ってそれを叶えることが最も満喫できたと言えるのではないかと思わせてくれました。そういうさくらイズム、たまらなく好きです。

私には、大きな目標と、小さな目標があります。実は、大きな目標を叶えるために、noteを始めました。本が書きたいんです。小さい夢は、U字工事の漫才をナマで観ることと、水族館でマンボウを見ること、たくさんの飲み物をこれからも飲んで行きたいということ、まだまだたくさんあります。犬と亀も飼いてぇ。
『ひとりずもう』は、私の過去のエピソードを思い出させてくれただけではなく、私の未来すら想像させてくれた、人生論として欠かせない一冊なのです。

漫画版『ひとりずもう』も出版されていることをTwitter知り、上下どちらも読み終えました。ももこのお母さんはいちいちうるさいし、相変わらずたまちゃんはいい子で絆に感動しました。


今後も、こういう感じで、本、漫画、映画の感想を載せていきたいと思っています。文章がまだまだ拙いですが、面白おかしく書けるように成長していきたいと思ってますので、たまに読みに来て下さると幸です。

これからどうぞよろしくお願いします。


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