【⚖️パワハラ物語 episode:03】
***
和泉さんが入社して数日が経過した。
最初に感じた印象通り、真面目にテキパキ働いてくれる。
仕事を覚えるのも早く、
「早く仕事を覚えて一人前になりたい!」
と意欲的に取り組んでくれていたので私もそれに応える様に教育に力を入れていた。
とある日の朝、いつも通り出社すると和泉さんが困った顔で私の方へ駆け寄ってきた。
和泉「さっきくる代さんに突然現金を渡されて支払いに行ってくる様に言われたんで、支払いに行ってました…。」
えぬ「あら…そうだったの。突然言われるとびっくりしちゃうよね。現金はいくら持たされた?」
和泉「はい…70万円は入ってたと思います…。私まだ試用期間ですし、何か不備があっても責任取れないしそんなお金を持ち歩くのは気が引けたのでお断りしたんですけど、くる代さんが「急いでるから、支払ってきて!」と言ってどこかへ行ってしまったので…。」
えぬ「そうでしたか。それは大変だったね💧70万円も持ち歩くの嫌だよね。くる代さん軽く考えてて適当に「やってきて〜」って言っちゃう事あるから。不安だったら断っても大丈夫だと思うよ🙆♀️」
和泉「そうですね、不安でした。今度から大金を持たされる事があったらお断りさせて頂きます。」
えぬ「うん、そうだね。まぁよっぽどないと思うけど不安だったらそうしていいと思うよ。」
と言う出来事があった。
くる代さんは前々から事務員を自分の召使いのように使う事があったので少々困っていた。
そして今まで何人か事務員さんが入社してくれていたが皆んなくる代さんの突然のお使い命令に振り回されていた。
そんな私も、当時はそのうちの1人でした。
「こんな事ばかりやってたら、そのうち社員とモメちゃいそうだな…🥲」
と思っていたところ、和泉さんが新入社員として入社してきた。
そして、、、この予感は的中する🎯!!!
🕊🌙 Next▶︎▶︎【パワハラ物語 episode:04】