体育フォーマンセル チームG 〜実技教科でもフォーマンセルができちゃう!?〜
体育フォーマンセルのリーダーをやらせてもらいました「たくま」です。
第1回目のフォーマンセルの連載も今回で最後。
この体育フォーマンセルの3ヶ月を綴ろうと思います。
フォーマンセル唯一の実技教科の体育チーム
初のフォーマンセル、そして、唯一の実技教科の体育だったため、他のチームを参考にできないなーと思い悩んだのが始まりでした。
具体的な方法が決まらずにあっという間に顔合わせの日に。
体育の勉強真っ最中の先生、授業に自信のない先生など様々な立場と経験のメンバーが集まった。
このメンバーを見てから私はどのような流れで3ヶ月を過ごそうか決心した。
フォーマンセルの強みを最大限活かす!
私が決めたのはフォーマンセルというコミュニティを活かすこと。
一人一人の強みを活かしたり、ニーズに合わせたりすることをこの3ヶ月でやろうと決めました。
実力のある人にはひたすらアウトプット、勉強したい人は学びのためにインプット。
私の中では役割分担を明確にしながらフォーマンセルを行いました。
導入の10分動画の見せ合いっこ!
授業力向上がメインであるこのコミュニティを考えたら授業を見せることが大切だと思い、授業の様子を見せ合うことにしました!
ただ、一時間体育の授業を見ても子どもがどこに行くか予想できないし、声もちゃんと拾ってもらえるかわからないため、導入の10分間、短期集中で動画を見せ合うことにしました。
せっかくなので導入の実践をいくつか紹介したいと思います。
1つ目は側方倒立回転の導入
これは私の実践です。
側方倒立回転。いわゆる側転。3回目の授業ということもあり、子どもの実態が見えてきた中で以下のような教材を導入で行いました。
多くの子どもが腕が曲がってしまって、足を高く上げることができていなかったため、腕支持の感覚を養うことができる「壁倒立」を行いました。ジャンケンゲームを取り入れながら短時間でウォーミングアップ感覚でやって10分間の導入は終了。
運動技能習得には、反復練習も必要不可欠だと思っています。
しかし、同じ運動を繰り返しても子どもはただ飽きてしまいます。
ゲーム感覚で取り組めたり、少しだけいつもよりも難易度を上げたり、誰もが楽しめる仕掛けを作っていくことが大切だと動画を見ながら感じました。
2つ目は跳び箱の導入
これは2年生の授業の実践です。開脚とびの導入を見ました。
「折り返し運動」という教材を扱っていました。
15〜20mの間隔を指示された動きをしながら往復する教材です。
スキップやダッシュ、ケンケン、動物歩きなど様々な動きを反復的に行っていました。
実践した先生は太鼓を用いてて、動きに合わせてリズムよく楽しそうに取り組む子どもたちが見られました。
この太鼓、いい音が鳴って使い勝手がいいのです!!!
実は、この教材も1つ目の教材と似た授業のねらいがありました。
運動技能習得するための動きを子どもたちに伝え、それを反復的にリズムよく行うことができる教材でした。
開脚とびも体を支える腕支持や頭が腰よりも下がる逆さ感覚、そういった運動感覚を養う動きを取り入れていました。
跳び箱を飛んでいないのに知らぬ間に跳べるようになった!そんな運動を楽しみながらできるといいなと思いました。
3つ目は折り返し運動に挑戦!
3つ目の導入は、「折り返し運動をやってみたい!」と思ったフォーマンセルのメンバーが授業で挑戦してみました。
見よう見真似での実践。
一生懸命に子どもに声をかけ続ける先生。
それに必死に応えようとする子どももいれば、いつもと変わらないような様子の子ども。
内容や指導方法に課題はありましたが、いつもの体育の授業とは一味違ったことをしている先生の姿に何か変化を感じている子どもの様子が見えたなと私は思いました。
次に繋がるフォーマンセル!
冒頭にも伝えた通り、フォーマンセルチーム唯一の実技教科のチームG!
何をやればいいか、わからなかった中で次回に繋がるヒントをたくさんもらったフォーマンセルになったと思いました。
体育の授業では、他の授業では見ることのできない子どもの様子が良くも悪くも顕著に表れると思います。
だからこそ、その表れをよりよい物に引き出すことが教師の役割であり、体育だからこそできるのではないでしょうか。
次回フォーマンセルを実施する機会があったら、その引き出し方を4人で学び合っていきたいなーと思いました。
この場を借りて一緒に3ヶ月間学んでくれたメンバーに感謝いたします。
ありがとうございました!!!
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