チーム外国語初企画!「魅力的な外国語活動の作り方」
夏休みが終わり、いよいよ新学期が始まりました。
そんな9月最初の土曜日に、ゆうさんを講師としてチーム外国語の初企画を行いました。
今回のテーマは「魅力的な外国語活動の作り方」!
新旧学習指導要領の違いを実践動画から実感
まずは、ゆうさんの授業動画を視聴しながら、以前の学習指導要領と現行学習指導要領の違いについて考えました。
以前は、英語ゲームを授業の中核にしつつ、スモールステップで慣れ親しんでいきました。
ゆうさんのクラスの子どもたちは、とても楽しそうに英語を発していたのですが、それではいけないとのこと。
小学校と中学校との学びのギャップは、確かにありました。
現行指導要領は、言語活動を通してメインの言語活動に繋げていきます。
「言語活動を通して」というのは研修に行くと必ず聞く言葉なのですが、いまいちイメージがつきません。
…が、ゆうさんと子どもたちの授業の様子を見るとよく分かります。
「ピラミッド型」から「漆塗り型」へ。
「必然性」「相手意識」「ほんもの」をキーワードに意味のある活動を繰り返していくことが大切なのですね。
子どもたちの「聞きたい!」「言いたい!」「やってみたい!」を引き出す
ゆうさんの授業の真ん中には、いつも「子どもたち」がいます。
一人一人が生き生きと外国語活動に取り組んでいて、輝いています。
それは、子どもたちが、つい「したい!」と前のめりになるような仕掛けをしているから。
3年生単元“What do you want ?”の授業には、ゆうさんの仕掛けが至る所に散りばめられていました。
ALTの先生とのやりとりから、先生と子どもたちとのやりとりへ。
そして子どもたち同士の、意味のあるやりとりに繋がる流れが見事です。
もちろん、ALTの先生とのやりとりも、子どもたちが「“What”を使って自分たちも尋ねたい!」と思うようなものになっています。
「この先生は次はどんな色にするのかな?」「自分だったらこんな形と大きさと色にしようかな」と、自分もついゆうさんのクラスの子どもになった気分です。
そして、一人一台端末を使って、友達にランチメニューを作ってあげる活動です。相手が好きなものを予想して、尋ねるだけの活動なのに、一工夫あるだけで、本物の思いがこもったコミュニケーションになるのですね。
チャンツやゲームを使わなくても、子どもたちは英語表現を獲得していました。
恐るべき、子どもの底力。
でも、その力を引き出すのが、教師の役割ですよね。私も頑張ろう。
ほんもののコミュニケーションにするために
デジタル教材に必ずある、リスニング問題や、外国語活動では定番のおはじきゲーム。そのまま子どもにさせるとつまらないし、「楽しかった〜」で終わりがちですよね。
でも、それらもちょっとした仕掛けでほんもののコミュニケーション活動になり得るというのも勉強させていただきました。
あっという間の1時間!
また、いろいろ聞かせていただきたいです!
子どもたちと外国語の授業をするのが楽しみになる、そんな素敵な時間でした。
講師を務めてくださったゆうさん、コメントをくださった先生方、熱心に参加してくださった皆様、ありがとうございました!
また、運営に尽力してくださったチーム外国語のお二方、ありがとうございました!
ゆかり
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