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”アツい学び”大阪から全国へ

授業てらす冬合宿が行われました。
これは、教師によるもっとHAPPYな教育を作ろうじゃないかという思いで実施されました。

1月の大学共通入試が行われる2日間で大阪にて行われました。
そのうち2日目の内容をちょっぴり紹介します。
(今後の研修方法としても有意義なものだなと感じます。)

2日目「一人5分提案」

その名の通り、5分間の提案です。
参加者全員が提案しました。
国語・算数・体育・生徒指導・学級経営・学級通信・価値語・教師マインド・学級開き・学級を振り返る
全員が今持てる最大のアイデアを5分間に込めました。
そして交流をします。一人1回はあたります。
しかもパドレッドを使用して、常にアウトプットし続ける。
そんな時間の設定をしました。


パドレットの一部

本気でやろうとする人のところには、本気で返ってきます。
聞いている人もその人に応えようとするものなんです。

【もりゆう(算数実践)】

【今回の発表】
児童のふりかえりを単元展開の構築に活かす研究について報告しました。一斉授業の中で児童の学びとった内容、気付き、疑問を学習内容の決定に活かして行くのは難しいですが、「学びのふりかえりシート」を活用することで、児童の意欲に寄り添った単元展開を構築できました。一方で、小単元同士のつながりが途切れたり、学習形態の選択までさせていなかったことが課題でした。
【二日間の感想】
3月に向け、来年度に向け、勇気をもらった二日間でした。対面はいいですね。心からそう思います。
明日から、体育の例え声掛けにも挑戦したいし、学級通信にネタを仕込みたいし、血眼になってすべらない話を探したいし、自分の研究ももっと深めたい。
森の進撃は始まったばかりです

【しーさん(音から始まる学級経営)】

【実践報告】
テーマ:音から始まる学級経営
①歌「幸せなら手をたたこう」を使った学級びらき。友達とタッチしていきながら、自己紹介をおこない、明日も登校したいなと思う初日をつくる。
②朝の会のリコーダー 。朝からリコーダー を吹いて、みんなで一つの活動を行う。子どもの呟き(「今日いい感じ!」「過去一いいね!」等)を称賛していく。
③ゴミ拾いに『天国と地獄』。ボランティア係の活動から派生して、音楽に合わせてゴミ拾いを楽しむ活動。(発表では言ってませんでしたが、日直が実況することもあります)
結論、私も楽しく、子どもも楽しい学級づくりを今後も模索して実践していきたいです!【2日間の感想】
正直、アーカイブでの学びが多かったテラスでの学び。今回は一歩踏み出して対面で先生方の考えを知る、とても貴重な2日間でした。
子どもにどんな力をつけたいのか、そのためのアプローチ、ネタ、手立て、発問、教具…考えることが凄く楽しかったです!
今回の学びを子どもに還元できるように努めたいです!

【じみー(学級経営)】

【実践報告】
学級の「こえ」をひろうためにしていること
①2年前、5年生の学級を受け持ったが、声の大きな子ばかりとコミュニケーションをとってしまい、サイレントマジョリティの子どもたちを蔑ろにしてしまった。
②昨年度は1年生を担任したが、低学年では発達の関係もありサイレントマジョリティの数も少なく、手立てを打つ必要性はそこまで感じられなかった。
 しかしながら、大きな反省としてこちらには残り続けていた。
③今年度、5年生を担任することに。そこで文章表記ならば自分の思いを伝えられるのではないかと仮設を立て、Googleドキュメントを使用し、全員に一言振り返りシートをオンラインで配布した。
 ※それぞれの授業の振り返りとは別。
  1日1つ、その日で一番心に残ったこと、担任に伝えたいことを一言以上で振り返りシートに記入する。
  時折、生活目標なども記入させた。
④上記の取り組みを4月から続けた結果、以下のような成果と課題が見られた。
 成果:
 ・全く会話のない女子児童と振り返りシート上でコミュニケーションを取ることが出来た。
  生徒指導上の悩みなども、対面では話せなかったことを話してくれるように。
 ・文の基本形が整うようになった。
  主観的すぎて、意味の分からない文については指摘や問い返しを続けることによって、人に伝える文を意識する児童が増えた。 課題:
 ・書く力の育成としては、深まりに疑問がありあまり適していないように見られる。(細やかな文法や表現の指導に行き届かない)
 ・36人分を毎日コメントするので、時期によっては負担になった。
  特に運動会の練習や総合の学習によってスケジュールが過密な時期は、週に2回しかコメントできない時もあった。(コミュニケーションを取りたい、というこちらの思いからすればこれは致命的な課題であった)⑤次年度以降はこの取り組みについて以下のような改善点を考えている。
 ・書く力の育成については別に活動を設定し、欲張りすぎない。(あくまで副次的効果と割り切る)
 ・負担については次年度はコメントと「見ました」的なサインを織り交ぜることで対応したい。時間の都合上省略したこともありますが、以上が私の学級での実践です。
まだまだ経験も浅く、引き出しも少ないですが子どもたちのこえや言葉を聞くことの出来る教員になりたいと思います。
【2日間の感想】
 正直なところ3学期のモチベーションが思うように上がらず、焦りが募り続けている新年でした。ですが、この2日間で皆さんと言葉をかわし、様々な学びを得られたことによって、帰路の電車では漠然と感じていた焦りが綺麗に消え失せていました。代わりにどう3学期を楽しんで行こうか、と考えている自分にも気がつくことが出来ました。実践ももちろんですが、それ以上に大切なものを頂いたように思います。2日間、本当にありがとうございました。

【マナ(これまでの教師の振り返り)】

【実践発表について】
3年間の教員生活においての失敗やチャレンジしていることを報告しました。目の前の子どもが見えていなかった1.2年目の反省から、3年目は「子どもの声をきく」ことをテーマに子どもたちと関わってきました。「子どものつぶやきの可視化、ノートの赤入れ、子どもの良い姿を具体的に取り上げ価値づけていく」等の実践をおこなっています。校内での授業研究にもチャレンジさせていただき、問いのもたせ方の難しさを感じました。子どもと真摯に向き合うことを大切に、教師として成長していきたいです。
【2日間の感想】
2日間ありがとうございました。
「投げっぱなしにしない、生成AI、教師のアプローチの力、引き出しを増やす、発問研究、種をまく、語る、相手意識、朝からみんなで一つ頑張る、どう」
この冬合宿を通して、私の中で心に残る言葉が多くあります。
先生方の発表を聞いて、教師としてまだまだ学び続ける必要性を感じました。そして、これからの社会をつくる子どもたちを育てる「教師」としての在り方を考えることができました。
とにかく胸がいっぱいです。頭もパンパンです。子どものために真摯に授業に向き合う先生方の話を聞けて、一緒に学べて幸せです。参加して良かったと心から思いました。これで終わりにしないように。早速明日は、「どう」を使ってみる。今週の学級通信には子どもの良いところを書いてみる。今月は、算数の授業で情報をどのように提示するのかを意識してみる。日々目標を決めてやっていきます!
優しく温かく受け入れてくださり本当にありがとうございました。

【たんたん(生徒指導)】

【実践発表について】
 「授業が投げっぱなしになってはいけないよね」という考えに共感を示した上で、「生徒指導も同じことが言え、投げっぱなしになってはいけないよね」との問題提起をしました。そして、児童を見とる上で、教師側が「変化させる」「変わったな」と評価するのではなく、児童が自ら「変わりたい」「自分って変わったな」を実感できるような関わりを追求していきたいという考えを伝えました。それには児童との対話、そして思いを引き出すためにコーチング的手法を用い、その成果を今後検証していきたいです。
【二日間の感想】
 1日目の夜からでしたが、参加できてよかったです。特に、全国の皆様の取り組みを知ることができ、また皆様の子どもたちとの向き合い方に少し触れられたので、大きな刺激になりました。少し年上ですが、そんなことは抜きにして、次はもっと皆さんと絡みたいです。よろしくお願いします〜!

全国からあつまり、
今ある実践を語り合うことで新しい気づきに出会わせてもらえる。
合宿っていいなぁ~


これからが学びのはじまりだね

きっかけがあれば、だれだって変わっていきます。
よりよいものを目指して!1つ1つ面白実践に出会いに行きましょう。

(西合宿:さるっち)

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