話し合い活動にチャレンジしてみませんか?
週1時間設定されている「学級活動」。
皆さんは、年間35時間取り組んでいますか?
本音①「いやいや難しいでしょ。」
本音②「話し合う時間なんて、取れないよ」
本音③「漢字ドリルや計算ドリルしています」
本音④「学校や学年の行事に使ってるよー」
私は、20年以上特活の研究をしてきています。
これまで、多くの先生方に寄り添いながら特活に取り組んできたため、先生方の本音をたくさん聞いてきました。
学級活動ができない理由、わかります。
ホントよくわかります。むしろ、非常によくわかります。
やらなくちゃいけない!と思えば思うほど、できなくなる・・・。
では、なぜできないのか?
ほんの少しだけ、提案させてくださいm(__)m
1 「学級会グッズ」は、必要最小限。
嫌① 休み時間に「学級会グッズ」を黒板に並べて貼らないといけない。
嫌② 計画委員の子に教えて書いてもらわないといけない。
提案① グッズのみ計画委員に貼ってもらう。
提案② 教師がすべて書くと、結構楽。
学活は、授業です。
教師が「子どもたちに任せないといけない」と思いすぎていると、「あれもこれも教えてさせないといけない」と自分を追い込んでしまい、学活自体やりたくなくなります。ある程度、教師が準備して、慣れてきたら子どもたちにさせてもいいと思います。
むしろ、学級会グッズを最小限にして、ICT導入し、デジタル黒板上で話し合い活動をする方法も面白いですよ。私は、ICTをバンバン導入して、話し合い活動に取り組んでいます。
①意見の出し合い→Jamboard、meet、AIテキストマイニング、forms
②意見の比べあい→Jamboard、ロイロノート
③意見をまとめる→Jamboard
2 タイムマネジメントは、ホント大事。
「1つ議題」に対し、決まらないから2~3時間かけて話し合っていませんか?
45分で話し合うことが、とても大事です。大人の世界でも、1つの議題に対し、ずっと話し合うって嫌ですよね。
提案① 事前の準備をコツコツと行う。ここでもICTをどんどん活用します。
提案② 学活は授業です。しっかり45分で終われるように、司会と副司会に時間を伝えましょう。意識させることも大事です。(低学年は、教師主導で時間を配分してOK)
提案③ 「まとめる」の場面で、決まらなかった場合は、教師と計画委員(司会団)が引き取りましょう。時間をかけて意見を表出し、比べあっても決まらない場合は、一度、担任が引き取るのも一つの手法です。
3 机といすの移動、しなくてもいいんじゃない?
学活の時間のたんびに、机といすを移動させて、コの字型にしたり、円型にしたり・・・これだけでも時間がかかります。
私の学級では、子どもたちに聞いています。
「今日の議題〇〇だけど、机といすどうする?」
そうすると子どもたちが「話しやすい」環境を自分たちで作っていきます。
①定番のコの字型(がっつり決めたい議題の時。学級の合言葉)
②円型(なんか楽しい議題の時。スポーツ大会など)
③前を向いたそのままの形
私の学級では、席を立って話したい人と話し合ってOKにしています。近くの人と話すのもOK。友達と話すのもOK。独りぼっちの子がいたら、教師の出番です。子と子をつなげていくのが、教師の役目です。
机といすの移動に時間や労力をかけるより、話し合いの内容を深めていく方が良いと思っています。
学級活動は、教科書がありません。だからこそ、いろいろな方法をチャレンジできると考えています。
大事なことは
「なすことによって学ぶ」
「折り合いをつける。自分もよく、相手もよい解決方法を見つけていく」
本質に立ち返ることを忘れずに、学活の授業を楽しんでほしいと願います。
話し合い活動、ぜひ子どもたちと共に楽しんでください☆。
enjoy学活。
sanda.