中野裕己先生「大造じいさんとガン」授業動画解説セミナー〜自由進度学習について語る〜
10月6日(日)の朝8時から『「大造じいさんとガン」授業動画解説セミナー~自由進度学習の視点を取り入れた物語の授業〜』が授業てらすで開催されました✨
中野裕己先生の国語授業に100名を超える参加者が集い、熱く授業について語り合いました。
自由進度学習が学校現場では注目されています。それは一斉授業に対するアンチテーゼとして出されています。しかし、一斉授業が悪なのではなく、問題は一斉授業で子どもの学びを価値づけられない教師の側にあります。だから自由進度学習をしたとしても教師の授業観が従来の知識偏重主義だったら、子どもの学びは充実しないのです。大切なのは形式ではなく、子どもたちの学びを価値づける教師のスタンスにあります。ここで、本日の中野先生のセミナーで素敵な学びの感想を寄せてくださったむらまこさん(ニックネーム)のコメントを紹介します❗️
私自身の研究と修養が足りないために、自由進度学習はどうなんだろう?「這い回る生活科」のような現象にならないだろうか?と思っていました。
それは、(単元の進め方を渡した場合は)「子どもに問いが生まれるのか?」「その問いを深めながら学んでいくことができるのか?」という課題を私が消化できなかったからです。
しかし、これまでの授業の中で、戦略的に学び方を育てていくことで、子どもたちが自走する学びにつながることが授業動画を通してよくわかりました。そして、普段の授業づくりの大切さについて、改めて考えました。
ちょうど、今受け持っている子どもたちの目標は「全力考動」です。自ら考え、一生懸命考えながら解決していく姿をこれからも意識し、自由進度学習を取り入れた時には「深度」も達成できるように育てていきたいと思いました。
自分の授業観を振り返るきっかけを作り、豊かな学びを得るセミナーを企画運営をしていただいた国語部のみなさん、中野先生、ありがとうございました。
自由進度学習の「進度」を教師側の目線で考えるのではなく、子どもの立場に立って考えること。それかむらまこさんの言う「深度」なのだと考えさせられます。日々学校現場では授業が行われていますが、中々むらまこさんのように実践を振り返る時間がありません。しかし、普段疑問に思っていたことがこうしてセミナーに参加することで授業観がアップデートされていきます。このコメントには1人の教師の授業観が大きく変わった姿が見られるでしょう。一流の教師の授業を見て、その哲学に触れることで教師の授業が変わっていくのです。授業てらすではこうした教師の変容をサポートし、教師と子どもの双方にhappyを届け続けます。教師が主体的に学ぶことで子どもの学びも主体的に変わる。そのメソッドでこれからも素敵な学びの場を創り出していきます。
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