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【Move Action】かのーさんの学び~教材を俯瞰した社会科の授業づくり~

みなさん、こんにちは。
授業てらす 社会科部屋のハジメです。

2学期が始まりました。
『磨け、授業力』で学ばれたことを、出席された多くの先生方が実践に移されていると思います。

今回は、由井薗健先生の社会科ワークショップに参加された、かのーさんの感想を紹介します。

1️⃣ どのような発見があったのか?

・教科書の見開きでどのように授業するか。
・いくつも並んだ資料を、どの順でたどれば触れたい内容に子ども自ら近づくのか。
分かるような分からないような、暗中模索の課題でした。与えられている資料の制限の中で、教師のねらいを意識したストーリーについ話が向いていくからです。

2つの攻めかたを出して、子どもの思考がスムーズに流れる方を選びました。
でも、子どもの情意を揺さぶるには、インパクトもあり、分かりやすく、謎が生まれる資料を引き合いに出していきたい。できれば、課題意識が向いているところに、資料や地図を自分で探そうと、促したい。
そういった算段をつかむ練習になりました。

そして、資料の価値を把握していることの大切さ。
例えば、元軍の人の顔から寄せ集めの軍であることが描かれているなど、潜んでいる様々な情報を十分掴んでいないと、素通りしてしまうと痛感したところです。

2️⃣ 比較する問いを、今後の授業に取り入れたい

違うところを尋ねる前に、
相手と日本、どちらが強そう?
など、子どもが資料から事実を読み取ろうとする発問があると、違いに自然と目を向けると思いました。

逆に、
何をしている絵だと思う?
何を話しているのかな?
・この絵を見てどう思う
は、漠然としていて反応しづらい発問だと思いました。発言がオープンで広がってしまう。学習と資料、尋ねられている意味がつながらないと、授業は遠回りしたり、教師が語ったりしないと本題に入りにくい。私もやりそうなので、気を付けたいです。

3️⃣ 由井薗先生の講評より

先生の実践例はさすが、教材研究が朱書きレベルだと感じました。
「竹崎と役人の資料がねらいと関連していて重要度が高い」
と仰っていたので、目の付けるところは間違っていないのだと少し勇気付けられました。

人のいる風景がなかったのかな?
・深い学びに行き着くための心の汗が足りなかったのかな?

とにかく、誰かを軸に授業をつくると元寇の事実や知識を別の角度から読み解くことになって、厚みが生まれるなと思いました。子どもそれぞれの感じ方が多様に広がる。

教材を俯瞰してみるコツをもっと知りたい。特に、歴史分野は抑える内容がとにかくたくさん、時間はギリギリ、どうしたらもっと面白い学習になるのか、学びたいです。

4️⃣ 2学期に向けた抱負

・教材を俯瞰してみる
・誰かを軸に授業を構成してみる

子どもの熱量が自然発生するような単元を一度は挑戦してみようと思います。

ワークショップの中で、「子どもの反応」に着目して問いや資料を慎重に選び抜いていた、かのーさん。お忙しい中、『磨け、授業力』に参加してくださり、ありがとうございました!

ハジメ_山﨑 創

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